ボストン・リーガル2 #33 Live Big
数少ないシャーリーとポールのエピソードで、特に不仲だったポールと娘の話は最後にじーんと来ました。テーマも尊厳死があったり、ミュージカル風結婚式など「アリー」みたいで、とても良かったです。ゲストもお馴染みの顔でしたね。アイヴァン(トム・セレック)がこの後何話か出るようです。トム・セレックと言えば、Donald P. Bellisarioの"Magnum, P.I."ですね~・シャーリー4年間結婚していたという元夫アイヴァンが現れ、6度目の結婚をするので付添人(Best man)になってくれと頼む。アイヴァンは女好きで今回の相手はかなり若く、ミュージカル好きな点だけが一致するが、どう見ても不釣り合い。彼女はちょっと変わっているけれど、憎めない女性。それでもアイヴァンは今でもシャーリーに未練たらたら。友人として奥さんがかわいそうだから、結婚を辞めなさいと言うと、「じゃあボクともう一度結婚してくれ」と言われてしまう。シャーリーはしかたなく付添人を務めることにする。・ポール7年前に勘当した娘のことを思いだし、シャーリーから「会いに行ってみたら?」と言われる。娘はドラッグに手を出し、ポールの努力にもかかわらず一向に良くならなかった。それでも娘を愛する気持ちは今でもある。訪ねてみると、娘はいつの間にか未婚の母になっていた。初めて見る孫娘を前に、ポールはつい娘を責める言葉を口にしてしまう。後日、娘が助けを求めて事務所に現れた時も、言い合いになり「本当に苦しいときに父さんは私を見捨てた」とお互いの態度を変えることができない。ポールも妻の闘病など辛いときがあったのだが、シャーリーは「もうそろそろ彼女を許してあげれば?」とアドバイスする。ポールは親子の対話を始める。・アラン&デニーアルツハイマーで人間として尊厳を失っていく妻を見かねて、モルヒネで安楽死させたマイヤーソンから、弁護を頼まれたアラン。マイヤーソンは今の弁護士が勝てそうにないというので、アランを紹介されたと言い、裁判を急いでいる。マイヤーソンは妻をどれだけ愛していたかを語り、世話をしていた看護士もその様子を証言する。検察側はアランとは因縁のあるダグラス・クーパー。自殺幇助について、本人の意志が確認できない状態で「誰が自殺するべきかどうか決めるのか」という点を厳しく指摘する。悪意ある目的で安楽死させても、それを区別することができない。アランは、疑惑があれば捜査し裁判で争えばよいと主張して、現実には病院で安楽死が日常的に行われているとする。動物にも認められているのにどうして人間には認められないのか、「あなたはそんな状態で生きたいですか?」という問いかけに陪審は無罪を言い渡す。ただし、判決後のマイヤーソンと看護士の見つめ合う様子は、何か感じさせた…最後の有罪を無罪にしてしまったのではないか、というのは「プラクティス」風でしたね。確かに裁判で本当のことを言っているのかどうか、確かめられなければどうしようもない、という検察側の意見も納得です。裁判を急いだせいで、十分な調査が行われなかったというのがネックでした。今回は、デニーがしんみりしていましたね。彼の父親もアルツハイマーでモルヒネで安楽死させられたという。それを決めたのはデニーだった?父親本人は悩みはないが、看病する家族は疲れ果てていたという。弁護士として力があったので表沙汰にはならなかったらしい。重いテーマですね。先週、植物状態になったらアランに撃ち殺して欲しいと言っていたデニーも、ベブが殺してくれると安心していました。これこそが究極の夫婦愛なのか?でも、アランもそうなったらベブに殺させるという。(爆)クーパー検事補役のAdam ArkinはDEK作品にはお馴染みですね。「シカゴホープ」以来、アリーにもプラクティスにも。そういえば、プラクティスでもアランと対決していましたっけ?マイヤーソン役のMaury Chaykinも「ネオ・ウルフ」やスターゲイトSG-1に出てきました。モリーさんのブログ