クローザー4 #56 Power of Attorney
『弁護士の力量』おおお!ブレンダに新たな宿敵(ネメシス)誕生か?ブレンダと一緒に全身からアドレナリンが吹き出すような思いがしました。完璧にやられましたね。さすが「クローザー」です。これだからやめられない。ストロー弁護士役の人は「Twilight」のBilly Burkeですね。いや~ホント、いい男だわ。以下、最後まで書いてありますのでネタバレ注意。不審者を見たという隣人からの通報で警官が女性宅を訪問したところ、裏口から不審者が逃走し、家の中からは一人暮らしのジェシカが他殺体で見つかる。死因は後ろから髪の毛を掴まれてテーブルの角に頭を打ち付けられたと思われ、下着を剥がれていた。ジェシカはまもなく婚約者と同居する予定で、玄関ドアの鍵が開いていた。侵入口はバスルームの窓の網戸を切り裂いて入ったと思われ、この近辺で最近レイプ事件が多発していた。まもなく、近くの木の上に上がっている男が逮捕されるが黙秘し、隣人も不審者だと断定できない。男は免許証から過去に2件の性犯罪の逮捕歴があるクリス・ダンラップと判るが、ブレンダが尋問を始めるのと同時に弁護士がやってきて何も言わせない。このストロー弁護士は、クリスの過去2件の弁護を引き受けいずれも無罪にしていた。ブレンダは過去6件のレイプ事件との共通点から、配達業者をしていたクリスが犯人と見て捜査を始めるが、面通しでも目撃者がクリスが犯人かどうか判らない。驚くことにストロー弁護士はいきなり取引を求めてくる。それは共犯者の名前を言うことで8年の刑にする、というものだがブレンダもポープも到底飲めない。しかし、ガーネット検事補が共犯者がさらなる犯行に及ぶ恐れがあると言って取引に乗り気で、ブレンダにクリスが犯人であるという証拠を出せと迫る。ストロー弁護士はさらに4年の刑に引き下げてくるが、ブレンダにも状況証拠しかない。やむなく取引することになるが、クリスは自分は女性の家を物色して見張りをしていただけで、真犯人はストロー弁護士だという。以前無罪にしてくれたので、断れなかったという。驚いた一同に対してストローは捜査班に証拠がないのを知っており、クリスが意味不明のことを言っていて話にならない、でも自分は弁護士から降りるという。クリスが真実を話していると思ったブレンダは、6人目の被害者が犯人の顔を見ているかも知れないので面通しを行うが、すでにストローは被害者と面識があった。ストローは検事から被害者のファイルを見せられ先回りしていたのだった。このままではストローは逮捕できず、クリスは取引が無効となって終身刑になってしまう。始めから巧妙に仕組まれた事にブレンダは激怒し、次は必ず捕まえると言う。もう、正体ばれてから忌々しいというか、憎たらしいというかこの弁護士、何なのでしょう。確かにクリスは性犯罪の過去があったが、どちらかというと下着フェチという感じで頭が回る方ではなかった。それでも状況的に限りなく黒に近い被疑者。ストローはいざというときはクリスを切り捨てて犯人にするつもりだったのですね。依頼人は助かりたい一心で弁護士の言いなりになってしまう。そしてガブリエルの質問に性犯罪者を弁護することは生き甲斐だとのたまう。そんなことのために法を使うな!もう、考えるだけでもはらわたが煮えくりかえる男です。久しぶり登場のガーネット検事補はやはりブレンダの天敵でした。(爆)こちらも、先日のショッピングモール乱射事件でポープが落ち度があるのを責めて、安易に取引に応じようという。でも、フリッツも取引には賛成だったですね。今回は、クローザーがクローズできない数少ないケース。いつかまたブレンダがこの男を捕まえるのを期待したいと思います。