デクスター4 #45 Hungry Man
『飢えた男』「デクスター」で感謝祭のエピソードというのは珍しいかも。それも、家庭を持ったからこそできるようになったということでしょうね。今週も面白かったですね。ほんと、もうびっくり!ネタバレ注意リタは、デクスターと結婚後初めての感謝祭ディナーをすることになり、何かと力が入っている。デクスターは完璧な家庭を営んでいるように見えるアーサーを観察しながら、息子のジョーナに厳しすぎるのに気づく。ついにジョーナが反発して、父親からもらった車に八つ当たりしているところを見て話を聞く。アーサーは息子を虐待しているらしいというので、感謝祭に訪ねることにする。デボラはトリニティ殺人事件にかかりきりだが、デクスターの頼みでリタの感謝祭にマスカを誘って行くことにする。クィンはリポーターのクリスティンがすっかりガールフレンドのつもりでいるのを鬱陶しく思っているが、しつこく誘われて感謝祭を一緒に過ごすことにする。ラゲルタとエンジェルはDNA強制採取で、過去の殺人事件が解決することになり改めてお互いへの気持ちを確認する。感謝祭の日、デクスターはアーサーの家に押しかけ様子をうかがう。アーサーは何かにつけて自分のやり方、伝統を家族に押しつけていた。ジョーナは車が壊れた理由を上手く言い逃れたと思われたが、デクスターの目を盗んで酷い体罰をされていた。また娘に対しては、部屋に鍵をかけて監禁するなど、アーサーの異常さが感じられた。家族は極度にアーサーを恐れていた。食事が始まるとついにジョーナがキレて激高したアーサーが息子を絞め殺そうとしたので、デクスターは思わずアーサーを襲い、殺しそうになる。しかし、それを家族に見られてしまって慌てて家を出る。リタは親しくしてくれる隣家のエリオットからキスされて戸惑う。マスカはそれを目撃してしまう。デボラはクリスティンがなぜランディ殺害の現場について詳しいのか疑問に思う。そのころアーサーはクリスティンの自宅を訪れる。クリスティンはアーサーの娘だった?アーサーが表向きに理想の家族を演じている事は判っていましたが、自分の本性を隠すために家族を持って、それに気付いた家族を縛り付け脅して自分のために犠牲にするというのはとてもショッキングでした。デクスターに性的に迫る15才の娘はアーサーから監禁されて、一度は家出を試みたという。ああいう家庭では変にもなるでしょう。でも、彼女はまだ隙あれば逃げだそうとする気持ちがあるらしい。良い息子になろうとしていたジョーナはとにかくかわいそうです。もちろん、ピリピリしている奥さんも。感謝祭の後、あの家庭は一体どうなったのか気になりますし、アーサーはデクスターの本性を知ったわけですから、この後どうするつもりなのでしょう。まさか警察に通報?ハリーはアーサーを先輩として見習おうとしていたデクスターに、「お前もリタを隠れ蓑にしただろう?」と言ってデクスターを焦らせる。もし、今のままの嘘の生活を続けていけばいつかは子供や妻を押さえつけなければならなくなる。今は大切だと思う家族から「殺人者」と呼ばれるかも知れない。この会話は恐かったですね。デクスターの気持ちがよく判りました。その後、自宅に戻ったデクスターはコーディから素直に感謝されるわけですが、それもまだ幼いから気付かないだけかも知れない。無事だったとはいえ、コーディのいたずらのせいで殺しの道具を置いている物置の中も見られてしまった。ここも安全ではない。一方、リタは心の隙につけ込まれ、デクスターに秘密を持ってしまった。彼女にその気がなければこれで終わりでしょうが、もしマスカがそれをデクスターにしゃべったら?ドロドロの愛憎劇になりそうですが、さてどうなることやら。しかし、何よりも驚いたのはクリスティンとアーサーの接点。本当に父親だとすると、彼女に逃げられたので自宅で本当の娘じゃない子を監禁しているのかという気もしますね。そしてランディを殺したのはクリスティンで、アーサーがトリニティ殺人の捜査に気付き、ランディを殺せとクリスティンに命じたのかも知れませんね。今シーズンは、どんどん引きつけられていきます。次が気になる!