NCIS~ネイビー犯罪捜査班 20 #445 Too Many Cooks
『チームプレー』クロスオーバー、来たー!しかし、続編はハワイの方なので、LAで先に結末を見てしまうのも悩みどころですね。ロバート・ピカードさん、出たと思ったら…意外にも「実はサイロンだったとか」とギャラクティカネタで、まあ、SFドラマにはよく出演されていた人なので、それもありかなとは思いましたが、脚本を書いた人がファンだったのかしら。「Doom」はやった口ですが、さすがにCD-ROMでした。フロッピーて、いつの時代だ。それならギャラクティカもオリジナルの「宇宙空母」の方で勝負してほしかった。とにかくゲストが一杯で豪華でしたね。タイトルは「船頭多くして…」と同じ意味ですね。連邦法執行機関訓練センター(FLETC)の名物教官だったデール・ハーディング(教授)が自宅で死亡しているのが見つかった。状況から銃による自殺と見られるが、DCではケイシーが教授の引退にともなう送別会を開く矢先だった。そのため、かつての教え子、ハワイ支局のテナントとブーンが訪れており、早速合同チームが現場に向かう。ところが、すでにLA支局のカレンとハンナが現場に到着していた。急遽大所帯で捜査が始まる。マクギーは数日前に教授とランチをしており、週末にはカボに引退旅行に出かけると言っていたという。捜査官たちは自殺は考えにくく、強要されたのではないかと考える。現場には携帯電話が見つからなかったが、隣人のリビーによると、銃声が聞こえる直前に教授の部屋にいて、携帯電話が鳴ったのを目撃していた。さらに、銃声の5分後に教授のPCにアクセスがあり、現場に誰か居たことが想定される。携帯電話にかかってきたのは非通知の電話だった。教授を検視をしたジミーは、全身に古い傷跡が多数残っていることを指摘する。元海兵とはいえ、そのような負傷の記録はない。さらに、教授は銃声の1分前に「追加の宿題」という文字をPCに打ち込んでいたことがわかる。教授のPCを調べたケイシーは、教授が大量の政府の文書を保管しているのを見つける。国防総省の最高機密隔離情報というファイルで、それらは死亡の直前に削除されていた。教授のアクセス権ではこのような情報を手に入れることはできないなずだが、引退を前にまさか文書を盗んで売り渡そうとしていたのだろうか。まずは最後の職場を訪れ、オフィスを調べることにする。教授は教え子のその後の情報を残しており、トーレスは「君は一匹狼タイプでチームプレーヤーじゃない」と言われたことを思い出す。今の時代に大量のフロッピーディスクが残されており、なぜか最後の授業を別の教官が代行していた。フォード教官は急遽、引退旅行を前倒しするために授業を代わってほしいと言われたという。行き先はカボではなく、ハワイでそこで旧友に会うと言っていた。しかも、航空券をハワイ行きに変更したのは今朝だった。ということは、送別会にも来ないつもりだったのか。教授が文書を盗むのに使ったのはマクギーのログイン情報だったことがわかる。マクギーは教授とランチをした時に、自分の子供の写真を見せようとログインし、そのまま置いて席を立ったことを思い出す。ケイシーは教授のフロッピーの中で先週作られたものを見つける。中には「追加の宿題」という文書のみだったが、分解してみると「答えは文書の中」と書かれたメモが入っていた。そのメモはギブスの山小屋の暖炉の写真をプリントしたものだった。すぐにトーレスとナイトがギブスの使っていた山小屋に向かうが、先客がいた。突然銃撃されたので撃ち返すと、相手は負傷しながらもバイクで逃げた。トーレスたちが撃った弾は胸の携帯に当たって命拾いしたようだ。すでに暖炉に隠された文書は持ち出された後で、地元の保安官事務所に検問を設けるよう要請する。カレンは1号線沿いの事業者から教授に送金があったことがわかり、LAに戻るという。山小屋近くに残されていた携帯電話は教授のものとわかり、教授を死に至らしめた犯人がそこにいたことがわかる。教授は最後の通話をアプリで録音していることがわかった。通話相手は「サイモン・ウィリアムズ」と名乗った。サイモンは各機関が重要指名手配をしている、もと工作員でスパイ活動や嘱託殺人を行う世界的な犯罪者だった。サイモンは30年前に訓練センターで教授の指導を受けており、教授は「一匹狼でチームプレーができない」としてサイモンを落第させたという。地元保安官の無線を傍受したケイシーは、パトカーが奪われたらしいという情報を掴み、GPSから付近の農場に隠れていることがわかる、NCISが急行し納屋の中を捜索すると、負傷した若い男が手持ちの物を燃やしていた。男は「サイモン・ウィリアムズ」と名のり、「我々は皆サイモンだ」という言葉を残して死ぬ。男の身元は分からず、燃やした携帯やUSBメモリーなどからデータを回収することはできなかった。テナントとブーンはハワイに戻ることになり、テナントとジミーは遅い食事をするため、ダイナーでナイトとトーレスと落ち合う約束をする。パーカーはFBIからサイモンに関する情報を手に入れる。FBIはサイモンの共犯者がハワイにいるという情報を掴んでいた。トーレスは自分も教授から捜査官を辞めるようにいわれたとパーカーに打ち明ける。ダイナーに向かったナイトとトーレスは、ジミーとテナントが誘拐されたことに気づく。無理やりな設定ですが、何とか3チームが集まりましたね。お初の人、久しぶりの人、それぞれに絡みを設けるのは大変だったでしょう。でもオールスターで訓練センターに行き、現役の上級捜査官の技を見せているところなど、楽しかったです。それにしてもLAチームからすると、パイロットエピソードで本家に出たのだから、何と14年前で、その頃からすると本家も随分かわりましたね。ハワイと本家は最近繋がりがあるので、次はハワイで、というのも自然かもしれません。LAにもハワイにも行ったことがないというジミーが念願かなって?ついに、ハワイにいくのかな。「サイモン・ウィリアムズ」というのが、どういう存在、組織なのかは興味深いです。オリジナルは教授が落第させた元訓練生だったのでしょうが、我々は皆サイモンなんて、それこそボーグかサイロンですよね。謎解きを楽しみに待ちましょう。