NCIS:LA ~極秘潜入捜査班14 #316 Shame
今回はヘティ以外全員登場していてユルユルした日常はいつも通りでしたが、テーマはLAにしてはシリアスでした。「NCISハワイ」の情報もちらっと含まれて、いずれそういう出来事があるんだなと思いました。ラウンドトゥリーが見事なパルクール?の技を見せていました。彼は運動神経がすごく良いのですね。USSアリージャンス館内でイーライ・ワスナー一等兵曹が船倉で首を吊り自殺しているのが見つかる。ワスナーは電気技師で、艦内では数ヶ月で2名の自殺者が出ており、海軍長官も懸念している。キルブライドもあとに続く恐れもあると考え、ケンジーとファティマを送り込む。人員配置を担当するマスターチーフ・ヒューズによると、すでに遺体は陸上に運ばれ埋葬されることになっているという。ワスナーの居室のベッドには遺書と見られるメモ書きが残されており、ワスナーを発見したのは直属上司のアデバイヨ兵曹長だった。ワスナーの妻ロビンによると、夫には自殺を思わせるような兆候はなかったと言い、夫婦は子作りを始めたところだった。数週間前に手紙もくれたというので、夫婦仲には問題はなかったようだ。アデバイヨ兵曹長は任務に厳しいことなどから、苦情が2件あった、部下には最高水準の仕事を求めるというアデバイヨは、最近集中力が欠けているのでしっかりしろと言ったというが、情緒不安定だとは思わなかったと答える。ケンジーは厳しい言葉で部下を追い込むだけでなく、精神面の管理もするべきだったのではないかと追及する。ワスナーの記録や経歴、金銭関係で問題は見つからなかったが、妻に宛てた手書きの手紙を遺書を比較して、別人が書いたのではないかという疑いが出た。ということは、アリージャンス艦内で殺人事件があったことになる。自殺に見かけることで捜査が深く及ばなくなることを想定しての偽装か。改めて妻のロビンにアデバイヨについて尋ねると、去年流産した時に夫の休暇願いを通してくれたと言い、誰よりも親切な上官であるという。犯行時間のアデバイヨのアリバイも確認され、ケンジーは間違った推測でアデバイヨを責めたことを反省する。しかし、アデバイヨは自身を顧みて、当日のワスナーの行動について聞いて回ったという。午前1時ころ、船倉の隣に接する通路を歩いていたブラッドショウという男を見回りの水兵が目撃しており、当直のリストにはないため聴取することにする。一方、検視官は死亡時刻を午前2時から3時と断定し、首の縄の痕の下に、薄く手で首を締めた痕があったという。ということは、自殺に見せかけて殺したということになる。下士官ブラッドショウはアラバマ州に妻がいるが、3ヶ月前に休暇を取得した時に、妻のもとには戻っていなかった。個人の口座には5万ドルあり、現金の入出金があった。ブラッドショウの携帯の履歴から、「ブラスブート」という店に行ったことがわかる。オーナーのロンデル・フライヤーは海軍の元水兵で、除隊後は国税庁の捜査が入っているが、特に有罪とはなっていない。ただ、中国にいる人物から送金があり、頻繁に通話を行っていた。ワスナーは仕事上レーダーやシステム機器に接し、機密情報にアクセスできる立場から、ブラッドショウがビジネスを行い、何らかの情報がロンデルに流れていたかもしれない。その取引のもつれでワスナーが殺されたのか。休暇中だったサムとラウンドトゥリーがロンデルの店に向かうと、ロンデルは逃亡しようとした。国税庁の嫌がらせだと思ったそうだが、ブラッドショウから海軍の情報を買い、ワスナーを殺したかという質問には、全く見当違いだという。実は「ブラスブート」は表立ってゲイと言えなかった時代の人々が安全に交流できる場所だった。今の時代ならゲイバーに行けばよいのだが、そういう簡単な問題ではない。中国からの通話については、双子の姉弟が中国で英語教師をしており、以前に貸した金を返済しているのだという。ブラッドショウとワスナーはゲイで、関係を持っていたがそれを公表して揉めたのか。ヒューズはブラッドショウが飛行甲板の事故で医務室にいるという。しかし、そんな事故は起こっていないことがわかり、ヒューズがNCISに嘘をついたのは明らかだった。ブラッドショウとヒューズが関係をもっていることをワスナーが知って殺されたか。ヒューズの居室に向かうと、ブラッドショウが閉じこもるヒューズを案じていた。銃を持っており危険な状態だ。ケンジーは部屋に侵入して、銃を手放すように説得する。ブラッドショウとヒューズは愛し合っていたが、ワスナーに知られ、ワスナーは口外する気はなかったものの、ヒューズは昇格と引き換えに口止めしようとした。ヒューズは事故だったといい、長年ゲイであることで辱めを受け疲れてしまったという。家族にこの問題を打ち明けることは難しい。ヒューズは1991年に入隊しており、キルブライドは「聞くな言うな」の政策が終了したのはその20年後であり、その間に多くの軍人が殴られ暴行され殺されるという事態が起こったという。もちろん、それらは記録には残らない。10万人以上が除隊となったと言い、キルブライドは今の時代の若い世代をほめるとすれば、自分と違う、理解できない相手を理解できることだという。サムの娘キャムが休みで自宅に戻り、休暇中のサムは何かと世話を焼く。キャムは素っ気ないが、サムはジョシュというボーイフレンドについて尋ねる。すでに別れているというが、サムは今女性の恋人がいるのではないかと水を向ける。親には言いにくい問題で、キャムも自分がゲイなのかどうかわかるまでは言いたくなかったという。サムは娘が幸せなら、娘が何者であっても愛しているという。ウェディングプランナーの店に行ったカレンとアナの痴話喧嘩は時間稼ぎですね。まあ、微笑ましいと言ったらそうですが、カレンの逃げ腰のような態度は気になります。アルカディが娘のために司式者になろうとするのは、まあ親心ですね。そして、サムの父とアルカディがつるんでいる、先日他のドラマでも出てきたピックルボールをするんだから、やはりピックルボールはかなり流行っているのですね。キルブライドが口にした「Don't ask, don't tell」ですが、昔JAGでその言葉を知りました。あれから20年は経っているのかな、世の中は変わりましたね。ヒューズこそメンタル面で追い込まれていたのでしょうか、軍法会議でしょうが一体どういう処分を受けるのか気になります。それと関連してかどうか、キャムがレポートとして女性学?のテーマを選んでいましたね。アデバイヨ兵曹長は良い人でしたね。ケンジーは上から目線で決めつけ追及するのは、ちょっと困る。ただ、その前に2件の自殺者が出たことについては調べなくて良いのかなあ。それに関して、今回艦長が出てこないのは不自然だなと思いました。直前まで「NCISハワイ」のタラが洋上勤務でアリージャンスに居たらしいので、またあちらではそういうエピソードがあるのでしょうね。ファティマはロマンチックデートをして、交際は順調のようです。