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カテゴリ:ウエッティの気持ち
みなさま、ご無沙汰しております。
先日24日(日)のイベントの準備に明け暮れておりました(汗) そして、無事に終えた次の日は、終わったという安心感からか 心地よい疲れでグッスリ眠る事ができました。 今回のイベント[日米ステップファミリー]の続きで 日本とアメリカの比較から、日本の社会におけるステップファミリーの在り方の経過など 様々な研究発表と当事者の話、家族って、 こんなに多様な形の家族がいるんだよっていう、お話などなど、盛り込ませて頂きました。 これまで、いろいろとステップファミリーの研究をされてきた先生方の発表は 今まで以上にわかりやすかったです。 (打ち合わせの段階で、私みたいなサルでもわかるようにお願いしますw と言っておいたので、きっとわかりやすい言葉でお話してくれたのだと思うw) アメリカと違い、日本は共同親権がないというのが一番の違いで そこから生じる問題もまた違って当然なのですが 共同親権のあるアメリカでは、両親が親の役割を継続してやっていくのを定められているので 当然のように面会交流もあるわけで、そこから拡張する家族のネットワークも増えるのが普通。 ですが、日本は、親権者を片方の親に決め、親役割は、同然、片方の親にだけ継続されます。 しかしながら、親権を持たない方の親が裁判所に行き、監護権を申請し話し合いで成立すれば 親権はなくとも子供のそばにいられるので、親権者と同様に親役割を継続することができるのです。 …けどさ…こういった事を知らないと、親権者だけに親役割がいってしまうので 親権も監護権も持たない親は…子供の為に何もできないの?って思われてしまいがちになり ちいたちの実母同様[奪われた!]と被害妄想をしたまま意固地になって 子供のための権利すら、果たさせてあげられない、無能な親になることを 自ら選択してしまうんですよね。 って…ちょっと家の話になってしまいましたが 元に戻します。 共同親権のない日本では、再婚をした際、継親が親役割を代替する[代替家族]というのが 主流になっていて、それが原因で、上手くいかないのかな?というのが私の結論です。 家の場合もこの[代替家族]で、実母の変わりを私がしてきました。 それがなければ、こんなにも苦労しないで済んだのかな?と思いますが 今の日本のステップファミリーには、この[代替家族]が多いように思われます。 なぜなら、子供を引き取った実親と親族(祖父母、叔父、叔母を含む)が 継親の存在を子供たちに「新しいお母さん」「新しいお父さん」とすり込むからです。 そういった考えをもっている大人たちこそが間違いだっていうのを気付かない。 しかもその役割を継親に押し付けるというのが日本の文化みたいなもので、 継親にとっても、すっごくハードルが高い要求をされてしまう。 だから、継親は壊れてしまうんですよねー… 子供にとって親は、新しいも古いもなくて、両親ともに一人ずつ。 その片方が親役割が果たせなくなり、その代替えを継親に委ねるって かなり無責任な行為だと私は思っています。 死別は無理だけど、離別で生きているなら、離れてても親役割をしっかりしようよ! というのが、今のちいとかげの訴えでもあります(苦笑) ではでは、そうじゃなければ、どうすればいいの? という話に変わりますが、そこで先月、NHKで放送された[あさイチ]で 私がインタビューの答えた言葉 [親にならなくていい]というのがキーパーソンになりました。 今から10年前NHKで放送された[にんげんゆうゆう]という番組では、 [親になる私]と題して放送されたそうですが、今回、放送された[あさイチ]では [親にならなくていい]というのが、放送され、10年前とは逆な再婚家庭つくりに 発展してきてるっていう比較もされていました。 これは、きっと時代の流れなのでしょうね。 本当は、そんなに型にはまらず、もっと柔軟にステップファミリーを構成するのが 一番なんだよって流れになってくれたら、すごくいいんだけど、 これが浸透するまで、かなりかかりそうだな…と思います。 だってさ、支援だって全くないに等しいんだよ? 自分たちがステップファミリーなのに自覚もない人もいれば、 学校の先生、公共機関、行政…知らないが、わんさかいるんだもん。 離婚があったら、再婚だってあるはずだっていう想定もなしに 再婚したら普通に暮らせると思ってるんだもん…違うって… 初婚同士の家庭だっていろいろあるのに再婚家庭なんてもっとでしょ? 再婚したから、初婚家庭のように上手くいくとは限らないし 再婚=虐待とののしるんだったら、その前にそうならない為の支援が必要だと思えばいいじゃん? けど、事件が起きて蓋を開けてみて継親が…的な事件だったら、 [やっぱりね]ってさー…そう言う前に、あんたら何やってたのよ?! と思っちゃうのは私だけかな? 自分たちは、再婚家庭です、ステップファミリーですって堂々と言えないの世の中なのが 悪いとは言わないよ? ただ知っていて欲しい人たちが知らないのが、私たちにとっては[なんなの?]って疑問ね。 ちょっと熱く語ってしまったわ…(汗) けどね、私たちも、もっともっと活動に意欲を燃やして、ステップファミリーの人たちが 笑顔で幸せになれる世の中にしたい。 うちだって、まだまだ発展途上だよ? ちいとかげとの関係性は、確立されてきて、それでもまた違った問題に差し掛かってきてる。 今回のイベントでは、当事者だけではなく、様々な施設の人たちも来てくれました。 その方々のどれだけの人が、この問題を重視してくれるんだろう? 今までは、ほぼ当事者ばかりのイベントが多かったけれど、 そうではなかったので、SAJのイベントとしては、更に1歩進んだものとなったのは確かです。 これを活かして、次はどうするかを考えていこうと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.03.27 01:40:15
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