|
カテゴリ:ウエッティの気持ち
先日、NPO法人winkさんのイベントに参加してきました。 「シングル家庭の恋愛、再婚を親子で語る」 ~再婚家族で育った高校生×再婚親~ http://www.npo-wink.org/419/index.html 離婚カウンセラー 岡野あつこさんの講演と 離婚再婚を経験した、子供と大人のパネルディスカッション。 有意義な時間で、あっという間に終わってしまいましたが、 どれもこれも、へぇー…と思わせられる内容でした。 特に私は、継母でもあり、親の離婚と再婚を経験した経歴もありましたので、 どちらの話も興味深いものでしたので、参加してみて良かったと思いました。 NPO法winkさんは、4.19のイベントを昨年までは 【養育費の日】とされていましたが、今年からは【よういくの日】と名付けられ 子供たちの養育について、これから再婚をされる方、今、再婚家庭の方が、 どのように思って日々を暮らしていけば良いのかのアドバイスにもなった そんなイベントでした。 私も先日、NHKの放送でも、足立、明学でも、【親にならなくていい】という お話をさせて頂きましたが、新川さんも、そういった旨をお話されていたので、 この言葉を聞いた継母さんたちが、少しでも気を楽に生活していけるようにと 願っております。 ただ、この【親にならなくていい】というキーワードは、 一緒にいる子供達のサポートを全くしなくて良いということではありません。 自分にできるサポートは、大いにやってください。 それは、決して無理しないで出来る事をやるという前提で、 関わり合うのが一番だからです。 そして、実親は、そのサポートができないプラスアルファを 自分が親の責任をもってやる。 できれば、自分の子供は自分で見るという目線で考え サポートしてくれた相方に対して、自分と同じように親の気持ちを押し付けない。 この距離感さえ保てれば、家の中でもバランス良くいくのではないかと思われます。 ただ、ほとんどの家庭が、代替家族として、欠けた役割を実親から継親に対して 求める傾向があり、特に継母は、子供達と一緒の時間が多く どうしても、母親の役割を与えられます。 その母親の役割を継母に託すというのは、本当に良くない事です。 継母は、継母でしかなく、実母ではないからです。 引き取った子供が小さいうちは、継母だけれど、実母の役割をしろと 継母にとって、とても大きな課題を押し付けられます。 何故かというと、身の回りのお世話から、情操的な部分、 この二つの養育に負担が大きくなるからです。 ただでさえ、自分の子供の子育てに奮闘し、悩みを抱えている女性も多くいますよね? 相談機関も、そういった母親には、手厚くフォローしてくれますが、 継母には、継母をサポートする相談機関もなく、 継子を育てられて当たり前とされる傾向が多くあるような気がしてなりません。 なぜ、自分の子供の子育てに悩むお母さんが多くいるのにも関わらず 継母は、それをできて当たり前だと思えるのでしょうか? その矛盾がまったく良くわかりません。 もちろん、継母だから何もできないと思って対応してくる相談機関はありますが そういう担当に当たったら最後、子供への虐待などがなくても 必死に子供を保護しようと動かれてしまう。 本当に継母の立場って複雑なのですが、継母というカテゴリーにいる為に ネガティブな存在だと認識されやすいのです。 継母=実母と同じようにできて当たり前 その概念を変えない限り、継母の苦労や苦悩は消えないと思います。 その為には、まずは、実親から… ただ、家の場合と同じように代替家族が当たり前だと思ってしまう パートナーだと継母は苦労します。 私も苦労してきました(苦笑) 今も苦労しています(爆) けれど、そうなってしまう傾向としては、 前妻との離婚後、シングルファザーで1人2役を担う生活をしてこなかった。 ただ、それだけのように思えます。 その辺りでは、シングルマザーとは違った部分が多くあるように思います。 少なくとも私の周りにいるシングルマザーは、 母親役は、もちろん、父親役までこなしている。 時々、実家に頼りながらでも、子供たちはすくすくと育っています。 先に書きました、家の主人のようにシングルファザーでいながらも 1人2役をやってきていなければ、当然のように継母に実母を求めがちで 更に、主人の実家もそういった方針であれば、頼れるとことにも頼れず 継母は、悩みを抱えがちになります。 そして、駆け込むように行政へヘルプを出しても門前払い。 それも当たり前、世話しきれないなら保護しましょうってなるから。 実母が相談しにいけば、一緒に考えていきましょうっていうのが 継母だとそういう反応になってしまう。 よくよく考えれば、子供たちだって、今の環境から まったくもって違う環境で過ごす事には、抵抗があるのです。 だからこそ、継母によりそった支援も必要だと思います。 ここ数日、行政への不信感が募りつつありますが、 それを改善していこうと話を聞いてくれる議員さんのおかげで 多少なりとも先が見えてきたような気がします。 本当は、世の中から離婚そのものをなくした方が良いのかもしれませんが、 その取り決めも協議が多く、調停までは結びつかない。 当人同士の話し合いの結果離婚となり 再婚も当人同士で決める。 どこからもサポートがなければ、離婚も再婚も迷走状態になり 自分たちのものさしだけで決められてしまう。 そのしわ寄せが、子供達にいくのもしかりです。 まさに今、ウエッティ家の実情も関わってきいていますね… 旦那が、もっと上手に離婚してくれたら、 ちいもかげも親を嫌いにならなかった。 私は、今、親が嫌いでも、そのうちもっと大きくなれば 親の気持ちも分かってくるとは思っていますが、 微妙なんだよね… ただ、私の周りには、おせっかいを焼いてくれる、おばちゃんやおばあちゃんたちが たくさんいるので、私は、私なりに答えを出して 今も、ちいとかげのサポートはしてる。 サポートと言っても、実母も含め実親がやるべきことを 私が担っているという現状には変わりませんが、 最近では、親が必ずしも子供のサポートをしなくて良いのではないか その代わり、子供のサポートは、親族でなくても出来るから 子供達の周りに、そういったサポートしてくれる人を集めたらいいのではないかと 思えるようになりました。 そんな感じで、家は上手くやれてるんだけど、 子供サイドの気持ちとしては、親にやって欲しいとの願いがあるのも確かです。 ただ、その親に親の自覚がなかったり、自分の子供に何かしてあげたいという気持ちが 希薄だったりすると、子供たちは、がっかりもするし、自己否定にも走りやすい。 変な話、うちのちいとかげは、その自己否定が強く、自分に自身がありません。 なので、心配性…それの考え方を少しでも軽くするために 私は、私が学んだたくさんの事をお話します。 そのおかげなのか、ちいは、少しずつ自分で出来る事、 自分にしかできない事があるんだと分かってきた様子です。 出会いはチャンス! この言葉を信じて、前向きに取り組む、ちいの姿は、私の誇りでもあります。 けれど、時々、こんな私が言った言葉、そして、こんな私と一緒にいる事で 苦痛にならないか…夢を諦めてないか…ちょっと不安にもなります。 ちいにも、そんな話をしたこともあります。 それでも、私を慕い頼ってくれる、ちい。 もうその答えは出ているような気がします。 それは、かげも同じです。 今も代替家族のウエッティ家ですが、それによって ちいとかげ、私も成長できていると感じる今、大変だけど悪くないよね? と思えるようにまた成長しています。 冒頭のイベントの内容とは異なる内容となってしまいましたが、 これを読んでいる皆さんも時間が合いました際には、 こういったイベントに足を運ぶ事をオススメします。 きっと見えなかった事まで見えてくる。 これまで、分からなかった事がわかるようになり、 選択肢も増えてくるからです。 私も時間が合う限り、こういったイベントに参加して、お勉強をしていくつもりです。 今日の日も明日の日も、これから続く先の日も 上手に楽に息をして生活できるように… 長くなりました。 お読みくださりありがとうございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.04.29 13:15:35
[ウエッティの気持ち] カテゴリの最新記事
|