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子育て母さんで終わりたくなくて

子育て母さんで終わりたくなくて

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2006年10月03日
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採骨にて


火葬場で、父とどたばた別れた後、くつろいでいるうちに
採骨の時間になりました。

子どもらに「これがじいちゃんだよ」と言ってわかるかな
骨だけの姿に怖がらないかな…などなど思いつつ、採骨部屋へ。


係の人にあれこれ説明を聞きながら、採骨開始。

まず、姉(喪主)からスタート。

そして義兄、私、家族、伯母、いとこへ…

しかし、まだまだ骨壷にゆとりがあり、大きい骨を入れていいですよとのこと。


すると我が子たちはそれならば…といきなり大きい骨を持ち出す始末。
あれは大腿骨だったかなあ。

一人が大きい骨を拾うと、続く二人も大きな骨を狙い、
あっという間に壷はいっぱいに。


係りの人「…これがのど仏です…」


見事に仏様の形をしていました。
義兄いわく、焼く温度によってきちんと形になったり崩れたりするそうです。


悲しさは全くなく「へ~っ、仏様の形してるねえ」と感心するわれら。



そして、のど仏を入れて、最後に頭蓋骨でふたをするとき、
どう見ても壷のふたはしまりそうにありません。


係員さん、どんどん骨を入れて大丈夫と言っていたけど、
ふたが閉まんないじゃないのよ…と思いきや
力づくで頭蓋骨を押し付ける係員。




そして




べきべきっ!




鈍い音が…



多分、きちんと焼けあがったのど仏も今の行為で崩れたことでしょう…



納骨のときに、和尚さんの許可があれば、ちょっとのぞいてみたい…

あ、骨は我が家にあるから、勝手に覗いてもいいのかな?

ちょっとのど仏が気になるのでした。




つづく








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最終更新日  2006年10月03日 12時38分02秒
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