今日、大手家電量販店へ行き、無線ＬＡＮの導入について店員に相談した結果、抜本的な考え方の見直しを迫られました。１階と２階にあるパソコン（ＰＣ）を無線で接続するのは、コストと技術の両面で、かなり難しいことが分かったからです。ＰＣの移動や有線ＬＡＮも視野に入れ、改めて検討する必要が出てきました。

再検討を促した最大のポイントは、２階建ての家の場合、無線ＬＡＮを組んでも、１階と２階で電波のやり取りができないケースも多いという点です。店員は「階段とか廊下などで、構造が入り組んでいると、電波が届かないこともありますよ」と理由を説明してくれました。だから、たとえ導入しても「無用の長物」になる可能性もあるようです。

電波発信用のアクセスポイント（ＡＰ、約１００００円）と、受信用のインサーネットコンバーター（約１２０００円）の間に、中継ＡＰ（１００００円程度）を挟むことで調整できるようですが、コストは嵩みます。新たに電話回線を引くのと同程度の費用になってしまっては、無線ＬＡＮも意味がありません。

１階にあるＰＣを２階に移してくると、話は一気に進むでしょう。ＰＣ間の距離が一気に縮まり、無線はおろか、有線ＬＡＮのケーブルでさえ届くようになります。有線ならば、かつてＬＡＮを組んでいた際のツールが残っているので、コストも、それほどかかりません。剥き出しになるケーブル類を工夫するだけで済みます。

母親に相談すると、２階の部屋の間取りを思い出しながら、「ＰＣを置くスペースを作らないといけなくなるのね」と、困ったような表情。かなり苦心して、現在の配置にしたようなので、なかなかＰＣの移動には煮え切らない様子でした。

ただ、父親の方は、大好きなサスペンスを観ながら、「うんうん」と聞いている素振りだけ。「分かった。考えておく」と煙たそうに締めくくりました。「和を持って尊しとなす」という僕の精神も、この時ばかりは崩れそうになりました。。。