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October 12, 2004
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カテゴリ:つぶやき系
新手のパワーハラスメントです--。12日、会社のイベント後の食事会で、そう感じました。もうこれ以上食べられないほど満腹なのに、残った料理の処理を命じられました。「もう入りませんよ」と言ったのですが、ベテランたちは「若者だから大丈夫」と聞く耳持ちません。むしろ、場の雰囲気を壊すなと暗に示します。悪気がないのを知ってるだけに、今後、上手い拒み方を考える必要に迫られそうです。

慰労のための食事会も終盤、テーブルの上に、焼ビーフンの大皿が残りました。2、3人前はあろうかという量が、そのままになっています。僕は、それまでに生ビールとウーロン杯をしこたま飲み、胃がはちきれんばかりでした。すると、社内で御意見番と目されている、あるベテランが「残すともったいないねぇ」と言いながら、怪しげな視線を投げ掛けてきます。

「また、このパターンか」と、僕は視線を敢えて背けます。普段は頼りになる素敵な先輩格なのですが、この時ばかりは別。狙った獲物は逃さない蛇のような執拗さを持つのは、過去の体験で知っていました。これまで何とか凌いできましたが、今回ばかりは、逃げ切れない気もします。瞳の中に、いつにも増して、燃えさかる炎を見たからです。

「いや、僕はもうダメです」と、腹部を摩ってアピールし、先制攻撃しました。さりとて、相手は強者。「若い人は消化も早いでしょう」と、即座に反撃してきます。問答を繰り返すと、噛み付かれそうでもあったので、小皿に取り、「じゃあ、ゆっくり食べますね」と、にっこり。一定の満足を感じさせる作戦に出ました。これが奏功し、僕への責め苦は治まりました。

ただ、これは一時凌ぎでしかありません。気付かれる前に、二の手三の手を考えねば、また攻撃されます。知恵を振り絞っていると、席を外していた同僚が、小用から戻ってきました。いつもは小煩い感のある同僚ですが、この時ばかりは、天使に見えました。そして、案の定、蛇の餌食に。。。苦虫を噛み潰したように笑い、ビーフンを頬張る同僚の姿は、のたうちまわるコリドラスに似ていました。感謝の気持ちで胸が一杯になり、今度、御礼に御馳走しようと考えています。

焼ビーフンの大盛りを。。。





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Last updated  October 14, 2004 01:09:57 AM
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