届け！無病息災、家内安全の祈り－－。３日夜、仲良しの知り合いＴ、うさぎの「ちょび」と一緒に、節分の日にちなんで「豆まき」をしました。時間が遅かったこともあり、「鬼は外、福は内」という口上は蚊の鳴くほどの声。ちゃんと「鬼」を追い払うことができたのでしょうか。

都会のマンションのベランダから豆を投げつつ、「鬼は外！」と叫びました。すると、Ｔさんが「夜も更けているので周囲に迷惑がかかる」と釘を刺しました。さすがに納得。とは言え、折角の節分のイベントです。一見遠慮がち、それでいて積極的に「福は内！」と叫びました。Ｔさんの目がギロリ、そして僕はニヤリ。

「渡る世間は鬼ばかり」と言います。あちらにもこちらにも「善人面した悪魔」がたくさんいるのは周知の事実でしょう。だからこそ、都会の夜の輝きに向かい、「鬼は外！福は内」と声高にアピールしなければなりません。しかし、それを許さぬ近隣への配慮、、、いよいよ世も末です。。。

ただ、無心に毛づくろいするちょびを見ていると、そんな尖った気持ちも薄れ、冷たく落ち着いた夜の空気を楽しむ「静かな節分」を小粋に感じるようにもなりました。というより、むしろ、ちょびに文句を言いたくなった気持ちに覆い隠されたのかもしれません：

「おい、ちょび。年齢相応にあげた二粒の豆くらい食べろよな～」

ちょびは、僕が幾つの豆を食べなくてはならないか知りません。。。