A ray of the Sun

昨日は、３６週目の妊婦検診でした。
ベイビーの心電図をとり、血液検査をし、子宮口の状態を検査し、異常なし！！

「色々大変だったけど、よくここまで大事にお腹に置いておいたね。がんばったね～。」

と助産婦さんに慰労の言葉をかけられ大したことをしたような気分になってウキウキの私。
大変だったけど、今から思うと「あって良かった時間」ばかりだったからかな～（＾－＾）と
ご機嫌で、ドクターの前に座った私。
　
と、その時、後ろから夫の声。

あの～バースプランについてなんですが、前回のドクターには
筋腫はもう心配ないから和室分娩で大丈夫だと言われたんですけど、
ドクターは、どう思われますか？

えっ？なに？ちょい、まった。

何を言い出すの？この夫。その話は、もう終わったはずでは？？

「バースプラン」

それは、私(母体）が安心した状態で出産できる方法は、どんな形か。
それを考えて、病院に協力してもらう為に作るプラン

「無痛分娩」や「水中出産」など大まかなものから
「部屋は暗く」とか「上の子を立ち合わせたい」とか
「促進剤は使わないで欲しい」などという細かいことまで
入院時に提出することになっている。

色々調べて考えて、助産婦さんとも相談しながら、
ちゃんと実現できるように準備を整え、
入院時に病院に提出するだけになっていたのに
和室で自然分娩するって、もう決まっていたはずなのに。

何を今更、覆そうとしているの？と夫の質問にウロタエタ。

どんな状態で出産したら安心かなんて、出産したことないのにわからない。
本を読んだり人に聞いたりして、一生懸命考えたけど、どうにもこうにも決まらなかった時に
関西で活動なさっているスピリチュアルメッセンジャー美鈴さんの子育てに関する講演会を
ネットで見つけ、早速、参加した。

彼女は、関西でホスピスで死を待つ子供や亡くなった子供を霊視することで
子供や親のケアなどの活動をなさっているのですが、
当日は、自分が地球でしたいことを決めた時の記憶や
地球に生まれてきたくて両親を探して結びつけた話や生まれてくるまでのことや
お腹にいる間に感じていたことや、していたこと、
生まれて来た直後の気持ちを話されており、

多くの出席者が現在の配偶者と出会い、結婚し、妊娠した経過や妊婦生活を振り返りながら
これから夫とどう関わっていきたいか、どんな家族を作って生きたいか、
子供とどう接していきたいか、そんなことを新めて考えれる機会を得た時間だったと思います。

その時に、自分が生まれてくる前の記憶や生まれて来た時の記憶も含め
自ら幾度と無く立ち会ったお産の時の霊視経験も話されていたんですね。

その時の経験を通して統計的にどんな出産方法が
母体にとってベイビーにとって良いと思ったか。
ということを話してくださったんです。

子供がこの世にでて来る時の不安や
生み方による、産後の子供や母親のオーラの変化や
それに影響される子供の心の成長や母体の回復力なんかについて聞いたところ

彼女のアドバイスは、
「ママが安心できる環境で生むこと」
「今後赤ちゃんが一緒に過ごす人（家族）に出迎えられることで安心できること」
（赤ちゃんには大人の本心がわかってしまうので本心から喜んでいる人にして下さい）
「母子共にオーラが安定する一番良い体位は動物がするのと同じように重力に任せて産み落とすこと」
「生まれてすぐにママと触れ合うことで赤ちゃんのオーラが大きいまま人生を始められること」
「ママもすぐに赤ちゃんに触れることでオーラが大きいまま産後を過ごせるのだ」

とのこと。

という訳で、それを聞いて私のバースプランを改めて確認し、

夫の立会いを希望（夫が臍の緒を切る）
四つんばい、もしくは横になった姿勢で和室での自然分娩（薬やメスを使わない）を希望
カンガルーケアを希望（生まれてすぐに抱かせてもらう）

というプランになったのです。

が、ここからが、ちょい大変だったんですね。

私のバースプランを聞いた助産婦さんからのアドバイスは、

ベイビーが通常より大きいので予定日どおりだと相当時間のかかるお産になる可能性が高く
母子の状態を考えると促進剤を使うか、会陰切開をするかもしれない。

子宮筋腫がある為、出産後に母体が大量出血する可能性があり、
すぐに科学的な医療が施せる分娩台出産が安心なのだけど、
もしそれでも和室分娩をしたいなら、ドクターの許可を得てください。

とのこと。

「この子は、ちゃんと生まれてくる。大量出血なんかしない。絶対、大丈夫！
美鈴さんも、ジョージも母子共に健康に出産できるって言ってもん」

と相変わらず根拠のない自信というか、夫には何の安心材料にもならない理由で、
「これが一番、良い」と意見を曲げたくない私に困惑気味の夫。

とりあえず、私のバースプランを実現させる為にはどうしたら良いかを
夫と話し合った結果、私の気持ちを一番汲んでくれている助産婦さんの協力を得て

二人で和室分娩の経過ビデオを見てメージをつかんだり
助産婦さんに頼んで夫に臍の緒の切り方（小学生以上なら切らせてくれる）をレクチャーしてもらったり
会陰切開しないで良いように自分ひとりではできない事前のマッサージの方法を
実際に夫の手をとってしっかりと教えてもらったり
筋腫についても位置や大きさを再度調べてもらい、
ようやくドクターから和室分娩の許可もおりたんです。

「準備万端！よ～し、これで、大丈夫だぜい。」

と安心していたんです。私。

それなのに昨日の検診時に夫が突然、ドクターに質問するんだもん。

「ドクターは、どう思われますか？」って。

ビックリしたよ。驚きすぎて、思わず意識が遠のいてしまったよ。

そんな私を尻目にドクターは息継ぎもしないで言い放った。

「うん？誰が良いって？筋腫あったのは確かです。大きくなっていることも確かです。
　出血するかどうかは、赤ちゃんが出てからじゃないとわかりません。
　生んだ後、出血とまらなかっらたら移動しなくちゃいけないんですよ。
　歩けませんよ。足ガクガクで、移動なんて、どんなに大変か・・・
　経産婦ならともかく、初産で和室分娩なんて力めなくて苦労します。
　ましてや、筋腫があるのに。分娩台です。わかりましたね」

ぼーっとしたままドクターに「ありがとうございました」と言い
診察室から出た途端に、夫が私の顔を覗きながら大笑い。

夫　「『この夫、何を言い出すんだこのやろう』とか思っているでしょう？」

私　「・・・。」

夫　「全然、ドクターの話、耳に入ってなかったでしょう？（笑）」

私　「・・・。」

夫　「全身で、『いやですぅ～』って主張してたもん。笑。
　　　なんとわかりやすい。がっはっは～。笑」


　　　　　　なんと、嫌な夫なのだ。


会陰切開にならないようにマッサージがんばるし、
確かにベイビーは大きいらしいが、
うちのベイビーは、賢いから（←親ばか）、大きくなりすぎない内に出てくると思うし
大量出血したって絶対しなない自信あるし、
足ガクガクだって、出血しながらだって、分娩台まで、歩いてやるぅ～

と、呟いてしまった負けず嫌いな私。

私って、子供？そうだよね。大人げないよね。
わかってるんだけどね。みんなの心配。
頭で考えるとわかるんだけどね。
とにかく母子共に安全で、健康に出産できるのが一番。

そりゃそうだけど。。。。。。

「だから健康に生むってば！」

って大声で言っても誰も聞いてくれない。

って、当たり前だろうけど（涙）
なんの根拠もないんだものね～（苦笑）


夫　「別にバースプランに反対している訳じゃないよ。
　　　色んな人の意見を聞いてみる。これ大事。
　　　次回のドクターにも同じ質問するからね♪
　　　最後は、えっちゃんが決めたら良い。それで良いよね。(＾-＾)」


くっそぉぉぉぉぉ～、恐るべし、我が夫。
なんだか私の不安を見透かされている気がする。

今まで一人で決めていた将来のことを
結婚したら二人で決めなければならなくなった。
妊娠して、他人（ベイビー）の人生の大きな出来事を
自分の責任で決めなければならなくなった。
いや二人の責任で決めなければならなくなった。

思いたったらやってみる。
傷ついても嫌な思いをしても、自分で決めたことだから良い。
全ては自分に返ってくる。失敗しても責任は自分が取る。
そう思って生きてきたけど・・・

結婚して、妊娠して思考の幅が増えた。

我を張ることと
信念を貫くことの違いについて

頭ではわかっているつもりだけど、実際なストンと落ちてないことを
また少しづつ経験させてもらっているような気がする。

柔軟性って何だろう？
寛容さって何だろう？

多分、今までも、同じことを考えたことが何度もあった。
毎回、出た答えは違う。
そして今回は、一人で悩んでいた人生の疑問を二人で考えることになる。
きっと出る答えはまた違う。

何か大きなことに直面する度に、色んな感情を経験する機会が、どんどんふってくる。
素晴らしい経験をしているんだな～
これからも、色々あるけど、きっと老後は楽しいだろうな～

と、心底思う（笑）。

どうなることやらバースプラン。
振り出しに戻りそうな感じではあるけど、
考えてみたら、バースプランは、妊婦の数だけあるんだよね（＾＾；）。

何が一番ってことはないだよね。きっと。

どんなベイビーも生まれる前は、全員、霊能者。
この世の中で、一番、真実がわかっている。

そう思うと生まる方法（その時に、ママが一番楽な姿勢を決めるの）も
生まれる時期（時間がかかって薬を使うことになっても）も
ママやパパやベイビーの魂が一番幸せになる方法を知っていて
生まれてくる過程でも私達に色んなプレゼントを（色んな感情を学ばせて）くれるんだろな～

そう思うと、私が今できることは、

夫と私が仲良しでいること。
家族がベイビーの誕生を楽しみにしながら安心して過ごすこと。
生まれてきたらいっぱいの愛情で包んでやれるように健康でいること。

そしたらどんな出産でも、みんなのオーラは輝いたままで居られるんだろう。

それが一番なんだろう。

こうやって日記を書く内に、そんな気になってきました（笑）。

そうそう嬉しい事がありました。

一緒にバリに行った「よしえさん」にも赤ちゃんが生まれることになったんです。

呼吸法つながりが、妊婦つながりになって、これからは赤ちゃんつながりになる。

思えば、よしえさんに出逢ったのは、昨年６月の呼吸法講座。
あの頃は、一緒にバリに行くとは思いもしなかったし、
お互い結婚するなんて、ましてや子供ができるなんて想像すらできなかった。

「なんだか、あれ、何年も前のことみたいだよね～」

と電話で大笑いしながら、人生って本当に面白いな～とあらためて思う。

目の前に突如として現れた現象に見えることでも
全ては魂が生まれる前から計画していたことなのかもしれない。

そう思うと、凄いな～と思う反面
魂って、意外といたずらっ子でお茶目だと思ったりする（笑）。

人間は、ゆっくりゆっくり自然に受け入れられるように生き
ただそこに生きるものの色んなことを感じながら生活していくことで
色んな感情を経験し、心が豊かになっていけるようになっているんだろうな～。

と思う。

今、会いたい人が山ほどいる。ずっと会ってない人、会えてない人。

「ありがとう」って言いたい人、「ごめんね」って言いたい人

きっと会いに行くので、もう少し待っててください。
今度は、ベイビーも一緒です。どうぞ宜しくお願いします。