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手をつないで目を閉じて

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January 25, 2007
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難しい本でした。字は大きめだけれど内容が・・・・。

私が読む本じゃないなと思った。

スペースとかバイブレーションレベルなんて単語日常では使わないもんね。

考え方は「さとりというだけあって仏教的だな」と言う印象でした。

工くんオススメの本だったけど村上春樹同様、肌に合わない本だった。

でも同じ工くん推薦本でも沢木耕太郎さんの『深夜特急』はすごく面白かった!!

最終巻の第6巻を読み終えてしまうのがとてもさびしく感じました。

途中リスボンから船で日本へ帰ろうかと考えた著者、

「え?!船で帰っちゃうの?ロンドンは?」と肩透かしをくった気持ちに。

でも最終的には美しいポルトガルのサグレスで日本へ帰るきっかけを掴んだ辺りの

気持ちの描写がすごくよくて共感できました。

私もサグレスに行ってみたくなっちゃったよ。

でも前の方の巻の巻末対談で沢木さんが

「今もう一度行ってみるとじつはたいしたことないのかも」

みたいなことおっしゃってた。

そうだよね、そのときの気持ちで実際以上に美しく素晴らしいものに見えたり

感動したりすることってあるものね。

ミケランジェロの『ピエタ』は私も学生時代に1度だけ見た事があって

そのときはさしたる感慨も無く「おお!世界の宝がずいぶん無造作に展示してあるな!」

くらいにしか感じなかった。テーマであるキリスト降架、聖母マリアの圧倒的な悲しみも

頭ではわかっていたのだけど修学旅行の中では感じ取ることができなかった。

精神的に幼いってのもあったのかもしれない。

そう思うとあのヨーロッパ旅行はすごく惜しい。

今だったらすごく感じ取れるものがあると思うのに。

ま、所詮は修学旅行。美術関連のコースが多かったけど

ルーブルにも数時間しかいられなかったし・・・・・。

夫に「いつかヨーロッパに2人で行こうよ!」って持ちかけたら

「ひとりで行って来い」と冷たい返事。

飛行機そんなに怖いのか?






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Last updated  January 25, 2007 09:04:37 AM
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