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とうとうみてしまった・・・・・『日本以外全部沈没』 まったくのコメディーかと思ったら意外と痛烈な日本外交批判をしてる。 そしてストーリーもわりとしっかりしてて面白かったのも意外。 それもそのはず原作が筒井康隆。納得。 ただ、表現がものすごくシニカルでこれ見た外国人の対日感情が悪化するんじゃないかと 心配になるくらいでしたよ。 キャストは結構すごい人たちが出演されてました。 寺田農さん、藤岡弘さん、村野武範さん。大物揃い踏みです。 なんでも藤岡さんと村野さんは過去『日本沈没』に出演されてるのだとか。 以下ネタバレですのでお気をつけ下さい。 9.11テロから11年目、アメリカは1週間で海に沈んだ。 というナレーションからしてもう問題作。 そしてそのあとユーラシア大陸、アフリカ、オーストラリアなどが沈没。 逃げ込んできた外国人たちで日本の人口は5倍になる。 日本人優位の社会で日本人のいやらしさ、ズルさ、劣等感なんかが浮き彫りになっていく。 アメリカ人を妻にもつ主人公「おれ」(小橋賢児)も例外でなく外国人をべっ視し始め ついには奥さんに逃げられる。各国の争い、醜い~!! 日本の腰巾着となった韓国、中国の代表に国連の事務総長が 国連「いつから日本の犬に成り下がった?!侵略の歴史を忘れたか?!」と詰め寄ると 中国「そんなの中国大陸と一緒に水に沈んだヨ。」 韓国「そうそう、水に流したヨ!」 日本「うまい!座布団3枚!!」 ええのんか?・・・コレ。 そして堂々とクジラ食ってる!! 「おいしいね、クジラ。久しぶりだね。」 「うん、捕鯨に反対する自然保護団体の外国人がいなくなったからね。」 という日本人夫婦の会話。ひゃああああ!!!!! 物価が高騰し、うまい棒が1本10万円?! アカデミー俳優がうまい棒万引きして捕まったりもするご時世。 なにげにいろんなとこに小技がきいてるのは笑えたけど・・・ 小橋賢児の携帯にイカレスラーストラップがついてたり、 テレビ番組で「電エース」が出てきて戦闘にかこつけて在日外国人を踏み潰したり。 ただ、電エースの身長が、オリジナルは確か2000メートル(でかすぎ!)なのに対して さすがに映画ではウルトラマンとほぼ同じサイズの53メートルだった。そりゃそーだ! 先日、Gyaoで「電エース~ハンケチ王子の秘密~」の1~2話をみたのだけど、 下品でストーリーも全然ダメだった。あんな作品に出演するのか・・・工くん。 ビートルはまだ、正義とか愛をテーマにしていて共感できる部分もあるけど 電エースはダメダメだったよ。 (ディザスターを最後にけちょんけちょんにやっつけちゃう部分はやっぱ許せない!) 電エースをみてしまったのでこの映画もくだらないだけの映画かと思っていたのですが 日本と諸外国の国際関係についてわりといろいろ考えさせる映画でした。 原作とはラストシーンが違うそうですが映画のラストはちょっと教訓めいていて、 説教くささに引く。 これを受けて心配なのは「あっ!お皿に首が乗っている」。どんな内容なのかドキドキ。 あえて放送をご覧になった方の感想は読まないようにしてるんでなおさら。 でもDVD購入予定。 私信ですがミヤビンさん「電エース」の配信情報ありがとうございました。 DVD購入の参考になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 26, 2007 11:28:52 AM
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