父の死
気持ちの整理のために、思いのまま書いてみました。暗い話の上、分かり難い文章です。ごめんなさい。 11日、実父が亡くなりました。しばらく前から病気で入退院を繰り返していて、最後まで頑張ったのですが、力尽きてしまったという感じのようです。「ようです」なんて書くと、え?と思われるでしょう。もう何年も話していないし、顔を合わせることもなかったのです。幼い頃から両親の仲が悪く(というより母が父を受けつけず)、何があったかよく分からないながら、小さい頃から洗脳?されて私も母同様に接してしまった…病気で入院してからは、お見舞いに行くことも考えたけれど、はたして行っていいものなのか?、父はどう思うか、もしかしたら今さら嫌がるかも?何を話せばいいのか?、母や祖父母から批難されることへの怖さ・・・などのため、結局一度もお見舞いに行かず、今年の年頭に娘&息子の写真つき年賀状を秘かに送っただけでした。葬儀には、昨日私一人日帰りで行ってきました。弟や母の弟妹も出席、でも母は来なかった。。。何年か闘病生活をしていましたが、病院は父の故郷にあったので、父の兄弟がお世話をしてくれていたようです。特に弟に当たる叔父さんが、毎日毎日お昼頃に病院へ行き、相手をしたり、食事を食べさせたり、時には外出させて気分転換させたり・・・葬儀のとき、叔父さんに病院での父の様子や最期の様子などを聞きました。その時に叔父さんが病気になってしまったことについて「ストレスが大きかったと思う」つまり「父は寂しかった」と言われ、今、その言葉が心に重くのしかかっています。過去、父と母に何があったのか、詳しくはしらないけれど、それは父母の問題。父は、まぎれもなく私のたった一人の父であるのに。。。「家族」とか「家庭」とかいうものの温かみを感じることもできず、邪険に扱われていた父。。。白黒しか基準がなく、グレーゾーンをほとんど持たない母なので、間を取り持つ、なんてことは絶対不可能だけど、父に対してもっと違った接し方もあったはず。だけど、いろんな気持ちをこめて、年賀状に手紙を書いて送りました。返事はこなかったけれど、何となく喜んでいるような気がしていました。昨日、叔父さんに聞いたら、本当に喜んでいたと話してくれ、少し安堵。それから、もう一つの出来事。少し前なのですが、朝、私が布団で眠っていたら突然頭のあたりがタバコ臭く感じたのです。父はヘビースモーカー。我が家には吸う人はいません。あっ、父が来た。すぐにそう感じて、何となく話しかけました。 なんていったか覚えていないのですが…その週末に、父のところへ行った弟に話したら、なんと、『この前新幹線で東京へ行って会いたい人に会ってきた』と父が言っていた、と言うのです。もちろん入院中なので、本当に歩いて来れるはずはありません。それを聞いて、私はあぁやっぱり、と思い、何か父に許されたような気持ちがしました。私はこれまでこんなに冷たく接した娘だったのに、会いたいと思っている私のところへ父は会いにきてくれた・・・というほっとした気持ち。自分に都合よく・・・と言われれば、それまでなんだけれど、心の中では父と接したい自分がいたのは事実。肉体同士での接触はなかったけれど、心?魂?で最期に話ができたような気がしています。でもでもそれでも、叔父さんに「寂しかったんだと思う」と言われてツライ。心は曇ったまま・・・お父さん、こんな娘でごめんね、そして、ありがとう。これからは天国で、元気にワイワイと明るく楽しい時を過ごしてください。