カテゴリ:V. スピリット
★コア・トーク: 安倍首相辞任のテクニカル分析
9月12日午後に安倍晋三首相が突然辞任を表明した。11月1日で 期限が切れることになるインド洋での海上自衛隊の給油活動を 継続できなければ内閣を総辞職するという強い姿勢を示しただけ に突然の辞意表明によって空白があいてしまった感がある。安部 首相は機能性胃腸障害によって都内の病院に入院した。自民党の 後継総裁として福田康夫元官房長官と麻生太郎幹事長が9月23 日の投開票に向けて選挙戦を繰り広げている。 【WBCコメント】 ・軍事的な依存を基盤とする日米関係や批判はあるにしても米国 が国際社会において強いリーダーシップを維持していることを考 えれば給油を継続しないということは日米関係や国際関係をゆ るがす行動になるであろう。 ・小沢民主党代表の主張する国際社会から完全な(事前)承認 を受けていないような活動に反対する姿勢は理にかなっている ようだが、それを主張すのであれば日本のあり方や根本的な国 際関係、さらには理想を実現するための日本の実力が問われる ことになるであろう。 ・これまでの日米関係を維持した上で、発展・改善していくのであれ ばテロ特措法の延長法案や新法案が参議院で否決されても最終 的に衆議院で可決させることになるだろう。 ・その過程で、国会が混乱しても安倍首相が信念を持って取り組め ば来年の洞爺湖サミットまでは最低限政権を維持することができ たのではないかと思うが、健康上の問題が深刻だったのだろうか? ・今後別の問題などが発覚して、衆議院解散・総選挙を行うことなど も視野に入れて、新しい総裁による体制作りに配慮したのだろう か? ・小沢民主党の姿勢は、一つの戦術だと思われるが、その先に確 固とした戦略やそれを実行するだけの力があるのか未知数である。 ・そんなリスクを負ってでも国民が小沢民主党に賭けるのか、日米 関係や国際関係をゆるがすような問題には当面ふれずに新体制 の自民党が改革を継続するのか注目される。 ・戦術による戦いでは本質的な改善は見込めない。中長期的な視野 による戦略的な戦いを展開して欲しいと思う。 ・道理の正しさとリーダーシップを発揮できる力は一体でなければ ならない。正論を掲げて、結果的に、核武装が必要になるような 失策は絶対に避けて頂きたい。 □□□□□□■□■□■■□■■□■■□■■□■□■□□□□□□ ※メールマガジン『次世代ビジネスリーダーのための「V.スピリット」』 のコア・トークを掲載しています。 ■メールマガジンの登録・解約: 「V.スピリット」は、まぐまぐ と melma を通して配信しています。 次のサイトでメールマガジンの登録・解除が出来ます。 http://www.wildbearcorp.com/mailmagazine.htm □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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