カテゴリ:V. スピリット
★コア・トーク: 勝つために何をしても良いのか?
10月11日に行われた世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトル マッチにおいて亀田大毅選手は頭突きなどの反則を繰り返し、最終 12回にはチャンピオンの内藤大助選手を抱え上げて投げ飛ばすな どして合計3点の減点を受け、敗戦した。父親である亀田史郎トレー ナーやセコンドについていた兄で前世界王者の亀田興毅は大毅選手 の反則行為を止めず、反則を促すような態度もみられた。 日本ボクシングコミッション(JBC)は15日に倫理委員会を開き大毅 選手に対して1年間のライセンス停止、史郎トレーナーには無期限の セコンド資格停止、興毅は厳重戒告という厳しい処分を下した。 【WBCコメント】 ・「勝つために何をしても良い」というのは1つの考え方だと思うが、 良い結果を生むことはないであろう。勝負ごとには貪欲さも必要で ある。しかし、そのような発想が実際に行動に表れてはいけない。 ・一般に劣勢な局面で見られる現象のようだが、プロスポーツとして のパフォーマンス性やエンターテイメント性、また、テレビ放送など による注目が言動を助長していたようである。 ・1500万円を超えるといわれる亀田大毅選手のファイトマネーにも 注目度がうかがえる。(日本チャンピオンでも100万円程度までの ようである) ・「反則してでも」という精神論は、スポーツ競技などで必要とされる 心、技、体のどこにも適合しない。心に関しては間違った心(精神) であり、技に関しては不適切な技ということになる。 ・「負けない」、「絶対に勝つ」という気持ちは大切だが、それが、自己 の力や度量を超えはいけない。 ・気合や根性という言葉は、それらが単独で語られる時はあまり良い ものではないようである。それらの言葉が象徴する心理状態は、 相応の実力や人格があってはじめて価値を持つ。 ・精神論が強調され過ぎるのは危険である。負けが見えていて、どう にもならない場面での博打では自己満足にしかならない。反則は相 手に危害を与えるが、自分の得にはならない。 ・精神論を掲げるのは良いが、そこに安住してはいけない。それを 活かす正しい心や力など確固とした土台がなければならない。 □□□□■□■□■■□■■□■■□■■□■□■□□□□□□ ※メールマガジン『次世代ビジネスリーダーのための「V.スピリット」』 のコア・トークを掲載しています。 ■メールマガジンの登録・解約: 「V.スピリット」は、まぐまぐ と melma を通して配信しています。 次のサイトでメールマガジンの登録・解除が出来ます。 http://www.wildbearcorp.com/mailmagazine.htm □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.18 01:23:37
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