カテゴリ:V. スピリット
★コア・トーク: 小沢代表辞任の経営分析
民主党の小沢代表は連立政権に向けた政策協議入りを党の役員会で 全員一致で拒否されたことを受けて、10月4日に代表の辞職願を提出 した。連立政権に向けての意向が拒否されたことを小沢氏は「不信任 を受けたに等しい」と説明している。民主党は緊急役員会で、自民党と の連立はしないことを前提に小沢氏を慰留する方針を決めた。これ に対して小沢氏は「心の整理に時間がかかるので待ってほしい」と回 答を留保している。 【WBCコメント】 ・小沢氏が連立政権に向けての政策協議入りを民主党の役員会 で提案したのは副総理などのポストが欲しいなど私的な判断では ないはずである。また、代表の辞意表明も一時の気まぐれや感情 によるものではないはずである。(もし、そうだとすれば国民の代表 者として適任ではないだろう。) ・そんな小沢氏の意向を民主党が変えることができるのだろうか? ・会社や組織の代表者は組織の代弁者であって、リーダーではない という懐かしい日本的経営の良さを思い起こさせるようだが、代表 者の思考や価値判断が組織の意向で簡単に変わるのは現代社会 には適合しないように思う。 ・代表者は、組織の構成員の利害などを十分考慮して、適切な判断 を下すものである。そんな代表者の決断が組織の働きかけで撤回 されたり、当初の判断が誤りであったことを認めるのであれば、 柔軟性は必要だとしても、優れたリーダーとは言えない。 ・もし、小沢氏が代表の辞意を撤回することがあるとすれば、組織が 小沢氏の基本的な意向を受け入れる場合だけであろう。 ・「リーダーは組織の代弁者に過ぎない」とういうような誤った見本を 示して欲しくない。 ・リーダーとしての小沢氏の今後の行動に注目したい。 □□□□■□■□■■□■■□■■□■■□■□■□□□□□□ ※メールマガジン『次世代ビジネスリーダーのための「V.スピリット」』 のコア・トークを掲載しています。 ■メールマガジンの登録・解約: 「V.スピリット」は、まぐまぐ と melma を通して配信しています。 次のサイトでメールマガジンの登録・解除が出来ます。 http://www.wildbearcorp.com/mailmagazine.htm □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.24 18:05:20
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