カテゴリ:V. スピリット
★コア・トーク: 日本の経営
・日本では2025年には2人で1人、2055年には1人で1人の65歳以上 の高齢者を支えることになるにも関わらず、高校生の意識調査 では「やりたいことにいくら困難があっても挑戦してみたい」という 人は80%程度で米国の90%以上に及ばず、「多少退屈でも平穏 な生涯を送りたい」という人は60%を超え米国の約40%を上回り、 「暮らしていけるだけの収入があればのんびり暮らしていきたい」 という人は80%を超え米国の50%に満たない数値を引き離して いる。自分の会社やお店を作りたいという人は米国には及ばない。 ・このような統計(日本青少年研究所)を見て日本の将来は大丈夫 なのだろうかと不安になる反面で別の価値基準があるのだろうと 思う。 ・日本の高校生の人生の目標は「たくさんの友人を持つこと」だそう である。アメリカの個人や家庭を中心とする考え方とは異なるよう である。 ・「暮らしていけるだけの収入があればのんびり暮らしていきたい」 という生活意識は、志の低さではなく、調和を重視する意識の表 れであり、「多少退屈でも平穏な生涯を送りたい」という願いも平 和主義の表れだとも考えられそうである。 ・日経新聞の12月の調査では内閣支持率が低下するとともに、 海外自衛隊によるインド洋での給油活動の再開への反対意見 が44%となり、再開すべきという意見の39%を上回っている。 平和主義と米国を中心とする国際協調の中間にあって 自衛隊のインド洋への再派遣は国際関係のあり方、日本の 未来を決める重要な問題だと思う。 ・再派遣するにしてもしないにしても重大な決断になるだろう。 再派遣への反対は、「判断できないので、行動を望まない」と いう中立的な意見を含んでいるはずである。実際はもっと厳し い判断が必要である。まさに、自衛隊を派遣しない代わりに 国際治安支援部隊(ISAF)に参加するくらいの行動とセットで なければならないことだろう。 ・平和を守るためには戦わなければならないし、安心・安全・安定 は一定のリスク負担とセットでしか実現しない。そんな矛盾に 答えを出すのが経営である。 □□□□■□■□■■□■■□■■□■■□■□■□□□□□□ ※メールマガジン『次世代ビジネスリーダーのための「V.スピリット」』 のコア・トークを掲載しています。 ■メールマガジンの登録・解約: 「V.スピリット」は、まぐまぐ と melma を通して配信しています。 次のサイトでメールマガジンの登録・解除が出来ます。 http://www.wildbearcorp.com/mailmagazine.htm □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.01.25 20:41:06
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