今日の福岡は暑かったですね。
主治医先生も「白衣なんて着ておれんです」とTシャツ姿。
私の前に診察室から出てきた人が男性だったので
ご家族かしら~男性乳がんの患者さんかしら~それとも他の病気の方かしら~
と気になったので先生に
「先生は乳がん以外の病気の方も診ていらっしゃるんですか?」ときいてみたんです。
それからの先生のお話にびっくりこ。
今は乳がんの患者さんだけです。
以前は消化器がんの方を診ていたんですよ。私は外科医ですから手術にやりがいを覚えます。消化器がんの手術というのは非常に複雑なことが多く、高度な技術が必要とされます。
手術が面白くて私は自分の仕事にのめり込んでいました。
ところがここで乳がんを担当するようになりまして・・・。
乳がんの手術というのはとても単純なのですよ。それに一度手術したらそれっきり。
もの足りない。私はこの仕事いつまで続けられるか正直不安でした。
でも最近になって乳がんの薬物治療が面白くなってきました。
乳がんには抗がん剤が良く効くんですよね~
(話はそこで終わりましたが、確かに乳がんにはタイプに合わせて色々な薬物療法があり、医師の経験や知識がものをいうらしい・・・面白いかもしれない・・・けど)
先生・・・あまりに正直なお話に私はどう返したらよいのか戸惑いました。
外科医は切りたがる、って話には聞いていたけど本当なのね。
結局、私の前の男性は「乳がん以外の病気の患者ではない」ことだけ分かりました。
まあ、どうでもいいけれど。
ハーセプチンは特に異常なし。お昼寝タイムでした。
点滴の針を刺す前に血管を広げるために熱いタオルを当てるのですが、全身熱くなって汗をびっしりかきました。
総合治療センターの医師はとっても若くて可愛い(失礼かもしれないけどまるで学生さんみたい)女医さんだけど、針入れるのとってもお上手。チクリとさえしない。
今日の医療費 43,060円也。
帰りのバス停のそばに「博多祇園山笠の飾り山」がありましたので写真を撮りました。