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恋愛から始まり愛情に変わり、落ち着いてくる。
その経過で、結婚し、家庭ができ、出産、子育て、と社会的な環境も変わる。

しかし、ここに大きな問題がある。
愛情が生まれたからといって、両者とも(心から)恋愛を放棄できたわけではないということだ。

ここでどう考えるかは人それぞれだが、これまでカテゴリー「男女の恋愛感の違い」で書いてきた通り、男性と女性では置かれている状況がかなり違う。

 男の場合は恋愛は恋愛、結婚は強いていえば社会的なけじめ、だが結婚してなくても仕事がバリバリできていればさして問題ないないだろう。必ずしも結婚しなければいけないという考え方は男にはない。「年貢の納め時」なんて表現は女性には失礼だと思うが、やはり男の本音だ。

しかし女性はそうはいかない。
結婚、出産、子育ては、最も常識的な幸せのプラン。また権利でもある。それも「期間限定」の。自分がその期間内にその権利を行使しなければいけない、損であるとの強迫観念、あるいは世間一般の考えの中にさらされてきたのだから。

※実際のところ男から見れば恋愛相手としては、女性の魅力は女性が思っているよりももっと長い期間その対象であり続けられる。30代なら問題ないし、40代でも魅力的な女性は十分恋愛対象として男性は見える。(しかし結婚、出産、子育てに入ると、とたんに女性をアピールしようという意識が低下し、魅力も失いがちになるような。それでも十分恋愛対象にはなりうるのだが。)


 さて、結婚後(あるいは独身で二人の気持ちが恋愛から愛情に変わったとき)に新しい恋愛(もちろんとても好きになってしまうような)があらわれたらどうするのか?

まず、独身同士の関係の中に新しい恋愛が入り込んできたらどうするか。

愛情をとる(今までの相手を大事にする)か、新しい恋愛(そのとき一番好きな相手)をとるか。

さてどうするのだろう。

・・・・・・・・・・・

私なら新しい恋愛をとってしまいそうだ。

しかし新しい恋愛をとるなら、その人は結婚に向かないと思う。

もし、(今までの相手を大事に思い)愛情をとって、(今一番好きな)新しい恋愛の相手をふる、というならその人は結婚に向いているのではないだろうか。

 

社会的な面で結婚した場合(ある意味一般的?)、

「結婚は、「大人の分別」であり、「けじめ」であり、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
だから何なのだろうか?

結婚という制度が、女性が出産、子育てをする上で社会的に望ましい形態であることは事実である。経済的に安定していなければ女性は安心して出産できない。
その社会的な点で大いに結婚の存在意義はある。
だから、男は結婚するときにはその意義を強く認識する必要がある。
家庭を守る、子供を育てるのに十分な仕事を持つという意識を。
逆に、女性は家事、育児に責任を持つ、というように(もちろん役割分担がその逆もありだろう)。

しかし、それはあくまで社会的な意義においてである。
心まで縛ることはできないのだから。
(もし、法律で浮気禁止などと出たら現代の民主国家とは到底呼べないだろう。かなり味気ない社会になるに違いない。数々の小説は発禁処分となってしまう。)
結婚とは、恋愛の延長上にこっそりと置かれた、
社会(法)の介入をわざわざ自ら受けようとさせる形態とも言える。

それはともかく、社会的には制約できても心を制約することはできない。
社会的な義務を果たしていれば(家庭を守り、経済的に安定させていれば)、そもそもの社会的なあり方として結婚は合格であろう。しかし、新しい恋愛にはどう対処せよ、との明確な答えはない。ただ心は誰にも束縛できない。後は二人の話し合いによる「契約」次第か。

もし、純粋に恋愛のために結婚した場合はどうか。
これは最初から話が違ってくる。
新しい恋愛がどちらかに起こったらどうするかは考えていなかったのか?
片一方にたまたま早く新しい恋愛が現れたというだけなのに、残された方は相手に慰謝料を請求するのだろうか。
いや、恋愛で結婚したのなら、新しい恋愛が現れて、今までの恋愛が壊れたのならさっさと別れるべきではないだろうか。
しかし結婚していると、その社会的な規範を盾にして、新しく現れた相手及び自分の相手を法的に攻撃することができる。
もしその力を行使しようという人物は、他に付き合っている人がいる異性には自分は恋愛感情を持たないのだろうか。
持ってはいけないと思っているのだろうか。
結婚してなければいいのだろうか?
結婚していてもしていなくても好きという感情に違いがあるのか?
好きなものは好きなはずだ。
お互いが好きなら誰がその気持ちを邪魔できるというのか。
やはり恋愛は恋愛としてのみ存在してほしい。
私の中ではやはり恋愛と結婚はつながらない。
結婚して、恋愛を、心を、社会的に束縛する?
ムリだ。

結婚するから好きなのかということも気になる。結婚のための相手と恋愛の相手(好きな人)というのは別なのか。結婚しないのなら別れると言ってふられるのは私のパターンだったが、なら結婚するという男なら好きなのか?と言いたかった。それは好きじゃなくて結婚相手として選ぶだけじゃないか、と。さほど好きじゃない相手と一緒にいてそれで幸せなのか?と。

ふー、(元)彼女は結婚したのかな?


こうやって書き出すとやっぱり私は変わっていないなあ。

走り出すと文脈がメチャメチャだ。

ま、これでは元彼女になら、またふられることは確実だ。

それでも一応結論は出しておかないと、また混乱する。

「結婚は出産、育児の元となる家庭を安定させるのによい社会的形態である。しかし社会的に恋愛を束縛するものとして機能させることには無理がある。結婚しても心は縛れないから。」

「結婚は社会的な契約と認識した上で行なうものであり上記のこと(家庭の安定)は当然として、そこから先はお互いでよく話し合ってそれぞれの納得できる形で契約すべきだろう。」

 

(今日は荒削りですが出してます。また書き直すかもしれません。このテーマのときは毎回のことですが・・・・・・・)


(つづく)





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Last updated  2006年04月07日 04時27分02秒
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