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カテゴリ:生き方
毎月1回近くの大学病院の小児科病棟で読み聞かせのボランティアを しています。 以前、朗読の会でご一緒していたAさんとNさんと3人で、 絵本や紙芝居を読み聞かせています。 主にAさんが図書館でたくさんの紙芝居や絵本を選んで借りて きてくださるのですが、Nさんや私も少し持って行きます。 今回は近くの公民館の図書室で絵本を5冊と紙芝居を2つ 借りて、少し家で練習して行きました。
小児科病棟にはいくつかの部屋がありますが、私たちが読み聞かせを 頼まれるのは、たいてい2部屋です。 その部屋には、1歳くらいから小学生までの子どもたちがいます。 その月によって、どのくらいの年齢の子が入院しているのか (長期入院のお子さんもいますが)わかりませんので、小さい子向けから 小学生向けまで幅広く用意するようにしています。
いいお話でも、長いと無理だったりするので、あまり長くないものを 選んでいます。 ためになるというよりは、辛く退屈な入院生活のひとときを楽しく過ごし 気分転換してもらえたらという感じです。
今回、私が用意した絵本です。左から私好みの順番です。 でも、一番好きな絵本は病院に持っていきませんでした。 子どもに受けそうな順番に並べ替えると、こうなるのです。 初めは、「りんご」→「ゴリラ」から始まり、しりとりかと思わせて そうではなくて・・・・・とりんごの数を数えて・・・・・ 突然、英語で「APPLE」・・・・・ワン。ツー。スリー。と数えて行ったら、 あらっ!!ひとつ足りない! そこで、ゴリラは、「しーらんぺったんゴーリラ」と知らんぷり
これは、「ワニくんとかわいい木」 ワニくんシリーズの1冊です。 淡い色使いとユーモアの中にやさしさがあふれるワニくんシリーズは好きです。 これは、「むしゃむしゃマンモス」 おなかのすいたマンモスがあちこちに出かけて、 黒いものを食べるというありえないお話ですが、 子どもたちはありえないお話が好きです。 絵もかなりインパクトがあります。
これは、「ぼく あひる」 この絵本には、鳴き声しか書かれていません。
これは、千住博さんの絵がすばらしく美しい絵本「星のふる夜に」です。 特に筋などのおもしろさはありませんが、左側の白いページに 地図があり、鹿がどこを歩いているのかわかります。 これは、紙芝居です。 蛙が卵からおたまじゃくしに、手が出て、足が出て、蛙になっていく様子を 正確に描きながらも退屈しないで見ていられるものでした。 小学生がいる部屋で読みました。
私たちは、入院している子どもたちが少しでも退屈しのぎになったり、 気分転換になったり、少しでも喜んでもらえたらと思っていますが、 今回も、長く入院している小さな男の子が目を輝かせてにこにこして それはうれしそうに一生懸命聴いてくれました。 その姿を見ていて、かえって私たちが励まされ、 その子に大事なことを教えてもらいました。
そろそろ、来月の絵本や紙芝居を探さなくてはならない時期になりましたが、 できたら、私が好きで、子どもたちも好きなものを探したいと思っています。
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