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カテゴリ:ふつうに日記
タイムリーな話題じゃないです。
念のため。 四月に入って、電車通勤するようになって、自分の時間が増えて…本を読みはじめました。 昨日の日記で『国家の品格』を読んで、自分が生まれた国について考えるようになりました。 また理屈じゃなく“卑怯”なことは決してしてはいけないことも。 続いてもう一冊読んだ本を紹介します。 さだまさしさんの『本気で言いたいことがある』。 もともと共通するところがあって“佐田雅志さん”に興味はありました。 中学時代にファンの友だちからレコード借りて聞いたのがはじまりで、細かくは書きませんがいろんな曲を聴きました。 好きな曲は『極光(アルバム夢の轍に収録)』とか、『道化師のソネット(さだまさしベストに収録)』。 『道化師のソネット』は、さださん自身が主演した映画『飛べ イカロスの翼』の主題歌で、実際にビデオで見て感動した記憶があります。 ちょっと話がそれました。 さださんの本には、『国家の品格』と同じ部分、違う部分が当然ありますが、さださんなりの経験に基づく考え方が記されています。 「自分は“炭坑のカナリア”でありたい」 敢えてこれしか書きませんが、この言葉に興味のある方は是非読まれることをお勧めします。 さださんは、毎年8月6日に長崎でコンサートを続けられています(今年で一旦終わりという話もあるようですが)。 彼が長崎県の出身であること、広島の原爆投下が8月6日であること。 「広島の原爆の日に、長崎でコンサートを行う」 この事については、色々な考え方を持たれる方もいると思います。 私自身は、「戦争・核兵器の産む悲劇を忘れないようにする日。今自分が生きていられること(=平和?)に感謝する日。」なのかなと思っています。 正直なところ、私の出身地は原爆被災地ではありません。 空襲については祖父母から話を聞くこともありましたが、体験した方の1/100にも充たない程度しか実感が無かったと思います。自分が育ってきた時代が“平和”だったからなのでしょうね。 ボクの彼女は小中学校時代、夏休み中の登校日はどの学校でも同じだったと言います。 私は何日だったか、全く憶えていません。 登校日について、特になんの意味も感じていませんでした。 彼女の出身地では県全体ほとんど8月9日だったと言います。 さださんと同じ、長崎県の出身です。 8月9日は‥‥長崎に原爆が投下された日です。 義務教育の段階で、被爆地とそれ以外では『戦争と平和に関する教育』が違うんだ、と初めて知りました。 少なくとも記憶に残りやすい小学校の6年間だけでも『8月9日』の意味を考えながら過ごす。 多分、一生忘れないでしょうね。 そうやって“世界で唯一の被爆国”に生まれたものとして、自分の子供・孫だけでなく、次代の子どもたちに記憶を伝えていくのでしょう。 別に、全国で『8月6日』なり『8月9日』を登校日にせよ! と言うわけではないのですが“戦争の悲惨さと平和の有り難さ”に対する認識の差が出身地によって大きく異なるっていうのは問題だと思うんです。 いま、ここではあまりいい考えは浮かびませんが、 それでも8月に入って『8月6日』『8月9日』を考えるようになれたことは1つの進歩だと思っています。 ちょっと重い話でしたね。 でも、最近読んだ2册の本は『これからの自分の生き方』について考えられる良い本でした。 4月の写真ストックの中から、今日は『桜』です。 日本人の好きな花(ボク自身は散り際が一番好きです)で、思い入れも深い花ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.05.06 01:15:10
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