あの時、あの人とVol.02 スティーヴ・マックィーン
モーター・ファンにとっては憧れの”ル・マン24時間耐久レース”をパリの友人たちと観に行った1969年。 当時はまだメイン・スタンド周辺のほかは取材規制(僕は毎日新聞社からのPress Passを持っていた)も緩やかで、スタンドの内側にも入ることが出来た。疾走する轟音を聞きながら、内側に転びながら渡って見上げると・・・そこにはどっかで見たような顔があった。そう、当時はまだ丸いブラウン管のTVで放映していた”拳銃無宿”の”スティーヴ・マックィーン”の顔があった。 とっさにAre you McQueen ?と声をかけると、”Yes”.Can I make your photo ?”Just one”.という訳で、Hasselblad 500, Sonner 150mm,当時まだ珍しかったFuju Color Filmで撮影した、一枚だけの写真です。