選挙の勝因敗因
今日は難しい話をひとつ。投票率が前回より高いといわれている今回の選挙。開票がはじまった。前回の選挙の数字だと、20歳台と30歳前半の投票は3人に1人だそうだ。今回はこの世代が投票に行ったのだろう。出口調査では自民圧倒らしい。かつて、投票率が上がると、浮動票が野党に流れて、与党には厳しくなる、といわれていた。今回は、浮動票が久しぶりに多く投票されたように思う。でも、野党は伸び悩んだ。小泉批判に終始した、ジャスコ岡田もこれで終わりだ。前述の通り、若年層の投票率は低い。つまり、政治に関心がないということだ。ではなぜ、政治に関心がないのか。なぜなのかわかるか?A,生活に困ってないから。ちょっと働けば、飯は食えるのがいまの日本だ。定職がなくても、生活には困っていない。親は小金を持っているから、いざとなればすねをかじれる。それならば、何の問題もないじゃないか、と。政治も今まで通りでいい、と。だから、今の政治が悪いとは思わない。これは仮説だが、今回初めて投票したような連中は結構自民に投票したのではないだろうか。自民の政治と民主の政治、政治が悪いのはわかってるけど、生活には困らないのだから、今のままの自民の政治でいいだろう、と。もしも、民主の政治に変わってこれ以上悪くなっては困る、と。ことなかれ主義である。問題解決の先延ばしである。最悪だと思わないのか?ああ、何も考えていないから、どうでもいいのだ。無気力な自己中心的な決断力のない世代の輩が、日本の働き手の中心となる時代が迎えた。現状を変えることを恐れる青年層。じいさん、ばあさんの考え方である。どこへ行くのか借金大国日本。赤字が数百兆円って、地方競馬なら即廃止である。会社なら間違いなく倒産だ。小泉総理が何をしてくれた?サラリーマンにとっては税金や保険の支払いが増えただけ。景気が良くなったとあおるけど、全然良くなっていない。みなさん、景気よくなったとおもいますか?もしあなたがそう思うのなら、洗脳されてるだけですよ。利かない薬をもらって、利いたって現象を政府は狙ってるんです。そんなことをしないといけないほど、打つ手がないってことだ。いや、ほんとは打つ手はある。ただ、それを実行に移すと、政府の痛みが大きすぎるからやらない。というよりやれない。小泉総理はタカ派だ。戦争前の軍部の独走は言い過ぎだが、今回の選挙で反対派を排除した。ということは独裁。ちょっと飛躍しすぎか。郵政民営化の善し悪しが、憲法九条の是非ということに直結しても不思議はない。これは怖い。最後にタブーの話題に触れる。世界史や社会で習わなかっただろうか。政治と宗教が一緒になるとろくなことにならないと。政治と宗教は分離しなさいと。前回の選挙で、公明幹部がインタビューで公然と学会の皆さんにお礼をしていた。これってどうなんだ?自分の会社は大丈夫だと思って働いていたあなた。突然、倒産したり、リストラされたりしたことありませんか?いまの日本の経営状態はそんな状況ですよ。わたしだって、あなただって、いつ日本国国民をクビになるのかわからない。