カテゴリ:仕事
気が付けばあと1ヶ月ほどで1学期も終わる。
早いもんだ。わからないだけで済まされないことが多い。 子どもとの距離もそうだ。 先日、下駄箱に登っていた子どもに注意をした。 「危ないから下りたらどう?」 「うるせぇ。黙れ!」 「危ないから言っているんだけれど、どうかな?」 「ヤダね。」 「自分も危ないし、周りに人にも危ないよ」 「オレは大人の言うことなんか気かねぇんだよ!!」 「あらそう、でも危ないと思うんだけれどね」 しばらくすると別の男の先生がいらっしゃった。 「おお、またこんなことしてるのか。ほら下りるか?」 そう言って抱き下ろした。ものすごく素直に抱かれていたよ… 「あら?大人の言うことは聞かないんじゃなかったの?」 「特に女のな!」 … いろんな子どもがいるのは当然なのだが、何がきっかけでこんなに捻くれちゃったのだろう。 図書室にも来ないから、名前・クラス・学年のいずれも知らない。 何か気を付けるべき点はあるのだろうか。 5校時にとあるクラスが調べ学習にやって来た。 するとそこにいるではないか、さっきの少年! 他の子から離れて、ポツンとしている。調べる気配もない… 「何を探しているの?」 「…」 (←バツが悪いらしい) 「このあたりの本を使ったら?」 「うるせぇなぁ」 (←担任の先生がいる所為か、声が小さい) でも結局、その本を使っていたけれどね。 そして会う度に 「むかつくうるせぇ先生だ」 と言ってくる。まぁ“ばばあ”って言われないだけ、可愛いところもあるじゃんって思う。 最近、私の周りにやってくるもう一人の少年。 彼もなかなかだ。 昨日は構って欲しいらしく、ひたすら無言で頭を叩きまくり、すねを蹴りまくってくれた。 でも、痛くない程度だよ。この辺がカワイイ。 今日は今日で手をバチンと打ちまくってくれた。 他の事で教室に訪問したら、みんなめずらしいらしく手を振ってくれる。 だから私も手を振ってかえすと、ハイタッチをしに来てくれた。 するするするって感じでその少年がやって来て、ひたすらバチンバチンを叩きまくる。 通りかかった子どもがその音を聞いて、痛そうだと言っていた。 「大丈夫だよ、そんなに痛くないんだよ」 と言うと、無言の抵抗でどんどん力を入れ始めた。 「先生、平気なの?」 「うん、大丈夫だよ」 他の子が心配そうにそんな事を言ってくれている間も、少年はバチンバチンと無言で叩いてくる。 「でも、そろそろやめない?」 「痛いの?先生?」 「そろそろ手が“パー”から“グー”に変わりそうだから」 ふと見ると“グー”にした瞬間だった。 「ほら危なかった」 その少年は図書室に来る機会も結構あって、普段無口だけれど本人の機嫌が良かったら会話もできる。 接している中で、愛情不足なのかな?って感じる部分がある。 だから構って欲しくてやっているとわかればそれでいい。 叩かれても、蹴られてもいいや。 私を信じてくれるようになったらいいなと思う。 出しゃばってもいけないけれど、何もしないのはもっといけないと思う。 私との時間が少しでも子どもたちの為になればいいな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 14, 2007 11:39:02 PM
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