カテゴリ:仕事
放課後に職員室に男の子がやって来た。
「先生、図書」 …。もうちょっと、文章で言っておくれ…。 「それってどういうこ事?」 「本。図書に行きたい」 「あぁ、本を返したいから図書室に来てって事?」 「うん」 と言う事で、図書室へ行った。 行く途中にちょっと話をした。兄弟の話をしてみた。 普段なかなか私と話をしない子だ。他の先生の近くにいるからなぁ。 そんな中、本を返した後、カウンターの周りのものが気になったらしく遊び始めた。 キャラクターゾーンに手を出して遊んでいた。 しばらくして、私が折り紙のカエルを差し出してみた。 これは横を押すと口をパクパクさせる。 どうやら気に入ったらしく、折りたいと言い出した。 普段、職員の中で彼の話題が多く出る。 なかなか興味が持続出来ず、他の子と指導が同時に行えないそうだ。 それでも折り紙を折り始めると楽しそうに始めた。 少々甘える場面もあったが、無事に折りきることが出来た。 本人もとても嬉しかったようで、職員室へ店に行くと張り切っていた。 大きな学校になればなるほどいろんな子がいるけれど、それとは対照的にそういった子どもと ふれあうことが難しくなる。 図書室にはそういった子も含めてたくさんの子どもに来て欲しい。 だって、教室では出来ないことをたくさん出来る場所だから。 本人はたくさんの先生に褒めてもらって、ご機嫌に帰って行った。 その笑顔を見たら、私も嬉しい気持ちになった。 また来て欲しいな。 私の名前覚えたかしら? 意地でも「忘れた」「覚えられない」の一点張りだったもんなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 27, 2007 12:36:10 AM
コメント(0) | コメントを書く
[仕事] カテゴリの最新記事
|
|