Witch☆ のお便り

私は司書になって14年。
新人の頃、少しでも学ぼうと発足したばかりのNPOの養成講座を受講した。
受講終了後も再受講し、今年からはスタッフとしてお手伝いしている。
顧問や理事長から可愛がって頂いていたが、立場が代わり、距離が縮んだようだ。

先日、その理事長に相談事があってお会いした時、
「清水眞砂子さんのお話をまた聞きたいなぁ」
と書類にあった彼女の名前を見て、本音がぽろりと溢れた。
翌日、メールが届いた。
「あなたが手伝ってくれるのなら、お呼びしようかしら」
即回答。「もちろん」と。

長く続けたことで信頼を得て、スタッフとして迎えられた。
そして、私の気持ちにも応えて下さる。
ありがたいこと。

先日の雨。
ようやく訪れた『石井桃子展』。
石井さんのインタビュー動画をゆっくり観られた。
施設を出るとこんな景色。
東京じゃないみたい。



道中、一緒に行った後輩司書がブックトークに悩んでいると相談が。
決められた４つ枠の中に、それぞれグループで選んだ本から一冊決め、ブックトークのシナリオを作るという。
難儀していた彼女から、リストをもらって帰宅。
その日のうちに、ざっと作り、LINEで送った。
「こんな短時間で手元に本もないのにスゴい」
とお褒めのお言葉。
「着いて行きます！」
とも。

長く続ける。
それも、ちゃんと向き合って。
逃げなかった結果が、今の私。
もう10年経って同じ気持ちでいられるように、一日一日を頑張ろう。

今日は四ッ谷で打ち合わせ、8時間。
帰りのバスで、同級生のM君に遭遇。
しかも後ろの席。
それだけで癒されてしまうのが不思議。