消費税の簡易課税を考えてみよう
日本経済新聞朝刊で「消費税の還付額 6月最高7,800億円」とありました。すごい桁ですよね。それは3月決算企業による輸出などが好調だったからだそうです。輸出が好調という事は個人でも法人でも所得税ないし法人税で国は税金をいただけるのですが、その反面、輸出であるがために消費税の課税事業者は多く支払いすぎた消費税については戻ってくるということになります。ただこれは消費税の課税事業者で、簡易課税を選択していない方ないし法人に適用されるので注意が必要です。それは、簡易課税を適用すると、預っている消費税のうち事業区分に応じて預っている消費税に90%~50%を乗じた金額が支払った消費税とみなされます。そうすると、どのように計算しても預った消費税を支払った消費税が超えることはありません。そのため、簡易課税を適用している場合には還付はないのです。