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テーマ:日々自然観察(10123)
カテゴリ:植物(木本)
先ずは全体像、普通のマクロ撮影である。少し遠くから撮って部分を切り出しているので、ほぼ全面に焦点が合っている。真ん中に雌蕊が1本、その周囲に雄蕊が45本程あるのが分かる。 なお、この写真は全体を説明するために後から撮ったもので、以降の写真とは別の花である。
上は超接写システム(CCD上で約2倍)で撮った雌蕊と雄蕊。焦点深度が非常に浅いことがお解り頂けるであろう。 雌蕊は最初の花と同じで、妙な具合に曲がっている。また、葯には、開いた時期が異なるのか、濃い黄色とかなり淡い色をした葯の2種類あることが分かる。
次はその前の写真に写っている雌蕊の先端(柱頭)を拡大したもの。但し、写した方向は少し違う。直径は約0.6mmm、殆ど構造らしきものが無い。以前紹介したセンターフォールド(ユリ)の柱頭と較べると、何とも面白味のない柱頭である。
葯の方も平凡である。写真には、黄色の濃いのと薄いのの両方を入れてある。柱頭より少し小さく長径約0.5mm、下側の黄色の濃いのはまだ開裂し切っていない。色の薄い方は既に開裂して花粉が飛んでしまったのか、或いは、奇形で始めから花粉形成が上手く行われなかったのかは分からない。 ・・・と言う訳で、今回のウメの花の超接写には、見るべき成果は殆ど無かった。教訓、何でも馬鹿の一つ覚えの如く、超接写してみれば良いと言うものではない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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