|
テーマ:日々自然観察(10123)
カテゴリ:昆虫(芋虫、毛虫)
次の2枚の写真は、その簡単な巣を開いて撮った。簡単な巣だから簡単に開くことが出来、また、簡単に作り直せる。実は、上の巣の写真は2~3番目の写真の3時間後に撮影したもの。もうキチンと修復出来ている。
巣の中に居るのを撮ったので、葉が皿状になっていて真横から撮れない。写真には写っていないが、標準的な鱗翅目の幼虫なので、胸脚は3本、腹脚は4本である。 かなり太っているところを見ると、そろそろ蛹化するらしい。
最初に書いた様に、普通は御食事は出張して取るのだが、何故か作ったばかりの巣を食べ始めた(下)。巣が小さ過ぎたのだろうか?
写真を撮るので何回かストロボを焚いたら、警戒してサッと巣に引っ込んでしまった(下)。しかし、巣を食べてしまったので穴が開き、顔は丸見え!! これでは余り巣としての意味がないのでは・・・。
次の日、見に行くとケムシ君が居ない。巣は壊れてはいないので捕食者にやられたのではないだろう。何処かへ移動して蛹になったのだろうか。しかし、蛹化するのは食べたものを全部排泄してからだから少し早過ぎるし、この手の巣を作る幼虫は巣の中で蛹化するのが普通ではないのか? 付近を探索してみたが、その姿は何処にも見当たらなかった。ケムシ君は一体どうなったのであろうか。 なお、ナカアオフトメイガの成虫は、翅の中央部に白っぽい帯のある開張3cm程度の暗色の蛾で、形は、亜科は違うが、以前紹介したカバイロトガリメイガに少し似ている。斑紋には変異が多いそうである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[昆虫(芋虫、毛虫)] カテゴリの最新記事
|