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2010.11.04
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 かなり以前から、写真を拡大表示出来る様にしたが、その為には平均的に解像力を少し上げる必要があり、結果として絞りを以前よりも少し拡げなければならない。絞りを拡げれば焦点深度が浅くなり、当然の結果として焦点合わせが微妙になり、撮影枚数が増えてしまう。

 枚数が増えれば、撮った写真の選別(ピクセル等倍にして必要な部分の端から端まで調べる)に相当な時間を要すことになり、また、安全を見越して撮影するので使える写真の枚数も以前よりは多くなってしまい、掲載用に調整しなければならない写真も増える。

 ・・・と云う訳で、最近は原稿を書く閑がない、と言うか、写真の調整だけで疲れてしまい、原稿を書く気力が出ない。こう云う時は、写真1枚だけの日を間に挟んで、間を持たせることにする。

 幸い、昨日の朝、変なハナアブを撮った。直ぐに逃げられてしまったので、この写真1枚しかない。アシブトハナアブと思ったのだが、腹部には細い黄色横帯があるだけで、この種に見られる筈の第2腹節背板の幅広い黄帯に囲まれた「エ」の字形(「二」の場合もある)の黒斑がない。これ、本当にアシブトハナアブ??



アシブトハナアブ(雌:黒化型)


アシブトハナアブ(雌:黒化型).前回と同じくハナアブ科(Syrphidae)

ナミハナアブ亜科(Milesiinae)だが、ナミハナアブ族(Eristalini)

腹部第2節背板の黄色帯が極めて細い

(写真クリックで拡大表示)

(2010/11/03)

 しかし、市毛氏の「ハナアブ写真集」を見ると、アシブトハナアブ(Helophilus virgatus)以外には考えられない。其処で、Web上でアシブトハナアブの画像を片っ端から見てみた。しかし、これ程第2腹節の黄色帯が薄くなっている個体は見付からなかった。挙げ句の果ては、例によって「一寸のハエにも五分の大和魂・改」にお伺いを立てる次第と相成る。

 早速、pakenya氏から「アシブトハナアブのメスですね」との御回答を得た。これで一安心、Weblogのネタとして使える。pakenya氏に感謝!!

 氏に拠れば、「あまり注意してみていませんが、暗色傾向の強いものもしばしば見られます.たまに、横縞がほとんど見えないものもあり、さすがにこのようなやつに出会うと何者?!ってな感じにどきっとします」とのこと。此処に載せた程度の黒化は、ハナアブを見慣れた人にとっては、驚くに足らない程度の変異らしい。

 ハナアブ類の腹部背板の模様は、安定して変化の少ない種類もあるが、このアシブトハナアブの様に非常に変化に富む種類も多い。ハナアブ類の種類を見極める時は、余り腹部の模様を頼りにしない方が無難な様である。







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最終更新日  2010.11.04 12:12:42
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