カテゴリ:病気の女
★★★★★(初監督で完成度高!) 米国でベストセラーになったという原作House of Sand and Fogの映画化です。 ジェニファー・コネリーの映画は、最近まったく見ていなくて、 アイドル女優さん という古ーいイメージを持っていました。 ところが、間違っていたことを思い知らされた映画となりました☆ さて、 ジェニファーの役柄は、 アル中で生活保護扱いになっている女 を演じています。 ・・・。 たいそうな病気です。なかなか治らない病気です。。 (気をつけよっと。;;) ジェニファー演じるキャシーは、 死んだオヤジさんの残してくれた家にすんでるんですが、 たぶん、アル中のせいで、夫も愛想をつかして出て行ってしまい、 今は一人で、家に住んでます。 一応、酒は3年絶っている、ということになってますが、 実際は、どうか分かりません。 夜中、ベッドの中で、鬱っぽくなみだ目に なってるシーンありますからね・・・ 二週間後に親戚が様子を見に、 やってくるのですが、 家の中で、ごろごろしていて、 郵便物もまともにチェックしていないほど ヌケている女です。 超美人なのに!!もったいない@@! そんなこんなで、 税金滞納で、家を差し押さえられることになっても 気づかないほどなのでした。。 (病気かもしんないけどさ、 がんばって、郵便物チェックしようよ。。。) それが、発端となり、 悲劇が回転していくのです。 ・・・あれですね、 雪だるま式ってやつです。。 キャシーは、美しくて、影のある感じなので、 家を差し押さえに来た警官の一人が、 惚れちゃいます。 類は友を呼ぶ というやつです。 (あー、呼んじゃったか~、まずいな~) 彼は、二人の子どもの父ですが、 妻に愛がなくなってて、仕事しかしてない まっすぐ過ぎる男なんです。。 警官やってて、正義感があるのはいいけれど、 むしろ、 おせっかいな正義感というのも 持ち合わせている、 チョット変り種のやつで。 後輩にも上司にも信頼されるようないいやつなんですが。。 過去例では、 家庭内暴力にあってる女を助けようと、 わざと、夫がやってると見せかけて、ヤクを棚に置いてくる だとか。 警官のくせに、そんなん、やりすぎだろー! っていうのに、気づかないんですね。まじめすぎて。 そんなこんなで、 美貌のアル中女と真面目警官というカップルが できちゃいました。。 ーー 売りに出されてる家を速攻買った イラン人家族の話も並列で 語られるわけですが。。 こちらは、政治に翻弄されつつ、 今やプライドの塊のとなった いかついおやじさん を中心として、 キャシーたちと交錯していくこととなります。 ーー なかなか、一口には語りきれない 深い物語になっています。 映像も凛としていて、とっても美しいです。 キャスティングも、控えめであり、繊細であり、 すばらしいです! そして、主役のジェニファーの目の色、 緑だったり、青だったり、黒だったり、という ニュアンスも、ちゃんと映像に撮られています。 しっかりした、 骨太の映画が見たい! というときには、 ぜひ、見ていただきたいお勧めの映画です!! ○映画の中の気になったところ ベラーニ家の美しいインテリア。 祖国のアイデンティティであり、 邪魔なプライドであり。 それが、彼の生き方でした。。 ↓ ↓ ジェニファーの目。 ↓ ジェニファー、ポケットサイズでぐびぐび。 やめなって言う人が、近くにいないと悪化するんです。。 酒好きな女性、気をつけよう!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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