カテゴリ:体力の女
------------------------------ かたらわで悲劇見しメキシコ風女、語るべきことなし。 けれども、悲壮感は意外にも漂わず、 乾いた風が吹き抜ける映画!! ------------------------------ ★★★☆☆(脚本よくできてます。ラストには、 「でもそんなLAが好きだー!」という雰囲気がとっても伝わります^^) この映画は群像劇であり、特定の主役女優はいないのですが、 冒頭とエンディングで姿を見せる、一見ヒスパニック系女優の ジェニファー・エスポジートさんに着目してみます! ーー 彼女、ドン・シーゲル演ずるグラハム刑事の同僚役として出ています。 グラハムが、事故現場に立会い、そこで見たガイシャは誰なのか エンディングへと持ち越されるわけですが・・・ 彼女が彼の傍らに立って、一部始終を見、そして、 ただ見守るだけのカットが、いくつか繰り返されます。 いったい、なにを言えばいいんでしょうね?! 大丈夫よ?心配しないで?神よ? この映画は、ハリウッド映画であるにもかかわらず、 役者に多くを語らせず、状況を繰り返し見せるところが、 新鮮な映画になっています。 ーー リアさん、実は同僚であるグラハムさんといい仲です。 セフレなのか、リアル恋人なのか、よく分からないのですが、 仕事の延長上でHするシーンがございます。 (でもLA風なのか、仕事柄なのか、とってもドライなんですけどね^^) そこで、リアさんのことを良く知らないグラハムは、 H途中で掛かって来た母親の電話に、 「ママ、今メキシコ女とH中だからさー」というんですが。 これが、リアさんのハートに引っかかってしまいます。 「ちょっと、母親にあんた、そんなこというわけ?」 そんでもって、コトは中止になってしまいます。 「あたしはメキシコ女じゃないわよ、母は○○、父は××よ、ふん」 こんな会話は、恋人なら彼氏彼女の生い立ちは当然承知のことですから、 やっぱりセフレなのかしらん、この時点では? そう、この映画は人種のるつぼ、ユナイテッドステイツでこそ、 起き得るできごとを映画化したものなのでした。 (日本じゃありえぬ、純粋日本人じゃいまいち実感不足かもー^^;) ーー この映画で、あえて主役な女優といえば、サンディ・ニュートンですが、 ジェニファー、映画のはじめとおわりをしっかり支えるアクセントを添えています。 ジェニファー本人のルーツといえば、 プエルトリカンでもメキシカンでもなく、 イタリアンなのでしたーー (LA人でも区別つかないものを、ジャパニーズが分かるわけなし。) んでもって、母はインテリアコーディネーター、父はコンピュータコンサルタントの、育ちのよい方みたいです☆ ○映画の中の気になったところ ライアン・フィリップ演ずるウブなハンセン刑事のしちゃったこと。 なかったことにすんのはヤバイだろーーー。 心残り。見逃してただけかも? これまでこんな映画に出てます。前歯が印象的な方。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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