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おぉ!!!!!!!
ついに来ましたよ!!60話目!! てか「お前やっと60話かよ・・・何やってんだよ」 って感じなんですけども。。。 これでも授業中に教師の目を盗みながら(←オイ!!)必死に 書いてるんですよ~(>□<)・・・言い訳ですけどね。。。 つーかこの話も実は今年の3月から製作開始なわけでして、 でも話の中での時間は1番最初の場面からまだ3日くらいしか 経ってないんですよね。。。 なんなんでしょうね。。。半年で3日って(-_-; でもまぁこれからも一生懸命がんばっていきますとも!!! ではでは記念すべき60話読んじゃってください♪♪ ========================= 「昨夜布団の中でな、オレだったら一体どうするか少し考えてみたんだけどな・・・。結局よくわからなかった。やっぱりオレの中でどっかに他人事だっていう考えがあるからなのかな・・・」 「それは違う!!」 私はつい大声で否定してしまった。博のあまりにも思い悩んだ表情を見ているうちに、もう誰のそんな顔も見たくはないと思った。 「違うよヒロシ・・・。わからないのはあたしも蒼も同じだよ。だってそんなに簡単に決められるわけないじゃん、どちらの親と一緒に暮らすかなんて・・・。仕方ないよ。どっちもあたしにとっては大切な人たちだし、その気持ちはヒロシも蒼も一緒なんじゃないかなって思ってる。そうじゃない?」 「・・・コウ」 私はつくづく自分が泣き虫だと思った。昨日から泣いてばかりいる。今までこんなに自分が泣き虫だったとは気付きもしなかった。 涙のせいでうまく目を開けることができず、手が自分の髪に触れてようやく博が私の隣にきて心配そうな顔をしていることに気付いた。昨夜と同じような困った顔をしている。 「ごめん・・・昨日から涙腺弱くなっちゃっててさ。あたしってこんな泣き虫だったっけ?」 手の甲で強引に涙を拭きながら博の方に顔を上げようとすると、いきなり博の大きな腕が私を包み込むように抱きしめた。 「オレがついててやる。だから、泣いてもいい・・・」 涙は徐々に治まっていきもうほとんど出てこなくなったけれど、私はそのまま博の腕の中でじっとして動かなかった。その腕を振り解くような理由は私の中に見つけられなかった。 エアコンの効いた室内で、生暖かい博の手のひらが優しく私の髪をなでてくれるのがこの上なく気持ちよかった。 10分も経っただろうか。相変らず博の大きな手のひらは、私の黒々とした髪を撫でてくれていた。私はようやく博の腕の中から元の姿勢に戻ろうとした。 「もう大丈夫か?」 「うん・・・ごめん」 「いや、そんなことない。オレにはこんくらいしかお前にしてやれることがないから。」 博が笑うかと思ったのにあまりに真っ直ぐ私を見るので、何を言えばいいのかわからなくなってしまった。 ドキドキしながら、今自分の中でなぜこんなに心臓の鼓動が早いのかわからなかった。何だか少し気まずいような、照れくさいようなよくわからない気持ちが交錯して、それが2人の間に漂っていた。 ※この話はフィクションです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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