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9月が終わりましたねー(>□<)
明日から10月なんですが、実は私の住む町、名前が変わってしまうんです。。。 なんか隣の市と町と合併して、新しい市に変わってしまいます(@□@;) だから住所も微妙に変わっちゃうんですよ。。。 えらいこっちゃなんですよね、受験生にとっては。。。 受験票とか書くのにも『あれ?どっちの住所書くの?』みたいな感じで(^_^; それになんかちょっと生まれた町の名前が変わるって寂しいですし・・・。 それでも地球はまわるんですけどね。。。 そんでテストも近付くんですけどね・・・(-_-; まぁ新しい市でがんばって生きます!! どじょっこだい!!(←??) ではでは63話読んじゃってください♪♪ =========================== 「遅いじゃん博さん。」 あくびをしながら歩いてくる博に向かって、章は少ししかめっ面になった。 「悪ぃ。途中で事故起こしてて渋滞してたんだ」 「章くんがヒロシまだだって言うから間に合わないかと思ったよ」 「んー、オレもそう思ってたけどオヤジがすっげー飛ばしてくれたからな。間に合った」 「博さんちのおじさん結構テクニックありますよねー」 章が無邪気に笑ってそう言ったとき、私の視線は博の背後に見える門扉の方へと吸い寄せられていった。そこにいたのは昨夜と同じく、黒いスーツに身を包んだ釣り人のおじさんだった。親族らしき人数人と話しこんでいて、私たちには気付いていないようだ。 「・・・コウ?どうした?」 博に肩を小突かれて私は何でもないという風に首を振った。が、次に聞こえてきた言葉でまた門扉の方へ目をやることになった。 「社長!」 若い男が門扉の内側に向かって叫んでいて、それに返事を返していたのはなんとおじさんだったのだ。私は思わず息を呑みそうになって、見間違いではないか、聞き間違いではないかと自分を疑った。だがそれは間違いではなく、おじさんはその若い男のところへと近付いていった。 いつもの釣りをしている姿や、くわえタバコで少し乱暴な風に喋る姿からは想像できなかったが、言われてみればおかしな位に喪服である黒いスーツ姿に違和感は感じられなかった。そしてただ無表情な顔で髪をしっかり撫で付けたおじさんからは、全く知らない別人のような雰囲気しか感じられなかった。 「おい、コウ?お前さっきから誰見てんだよ?」 後ろから現実に引きずり戻されるように、博の声が私の耳に飛び込んできた。我に返って博と章の顔を見ると、2人とも怪訝そうな表情で私のことを見ていた。 「何でもないって。ただ蒼が出てこないかなと思ってさ」 「ふーん。なぁ、今蒼に会えるのか?」 「さぁ。わかんない」 「でも葬式の前だし・・・忙しいんじゃないっすか?一応娘だし。」 「なぁコウ、ちょっとメールで聞いてみろよ」 「うん」 私はスカートのポケットから携帯を取り出して蒼にメールを打った。 <今からちょっと出てこれる?> 返事はすぐに来た。 <ごめん。お葬式終わるまでちょっとムリ。その後なら時間あるから。> <そっか、無理なこと言ってごめん。じゃあ後で会おう> <解った。また連絡するね。> 「ちょっとムリみたい」 「そうか。悪かったな、手間かけさせて」 「ううん。」 博の声はやはりいつもよりも穏やかで、私はなかなか携帯を元通りポケットにしまうことができなかった。 ※この話はフィクションです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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