カテゴリ:カテゴリ未分類
約1週間ぶりにPCをいじりましたね(^_^;
なんか最近家に帰ると疲れてしまって夜更かしする体力ないんですよ。。。 しかもまた最近PCの調子悪くってなかなか上手く起動してくれなかったんですよね(-□-; なんてこったい!! これじゃあ日記にならねぇベさ(+□+; あぁ、もう私も年なんですかね(-3-) お肌のハリは・・・まぁあると思うんですけど 気力が続きませんね(@_@;) 授業中よく夢のたびへと誘われてしまってますんで・・・。 まぁとにかく70話です。もう受験近くって大変です!! 読んじゃってくださいましまし!! ============= 「じゃあとりあえずコーラとサイダー両方持ってくるな。」 博がそう言って部屋を出て行くと、急に五月蝿い蝉が鳴き止んだかのように部屋の中の空気がしんと静まり返った。章は相変らず今にも眠り込んでしまいそうな目をしているし、蒼は勝手にパラパラと雑誌のページをめくっている。 私はそんな2人の間に挟まれたようになってただ畳の目をじっと見つめていた。なんとも決まりの悪くなる雰囲気で、それは私のせいではないのに自分が悪いような気分にさせられて、いっそ大音量でロックでもかけてやりたい気持ちに駆られた。 「お待たせっ!!」 木製の盆にコップとジュースを載せて博が戻ってきたときには、やっとまともな自分に戻れたような気になった。 「章ぁー、お前何飲む?」 「んー、じゃあコーラ」 「蒼は?」 「じゃあサイダーちょうだい」 「コウは?ビールか??」 「バカ!サイダーでいいよっ!!」 博は無駄口をたたきながらも、4つのコップそれぞれになみなみと飲み物を注いだ。こぼれる寸前で、私たちはみなできるだけ慎重に博からコップを受け取った。 「なぁ、つまみのもんしかなくてよぉ。こんなの食うか?」 博は背中の方から自分のズボンのウエストに挟んでいたするめのパックを取り出して、テーブルの上に広げた。博の養父はなかなかの酒豪なので、家には常につまみがあると以前に聞いたことがあった。 「大丈夫じゃん?するめ美味いし」 「うん。」 「だね。」 章が一番にそのするめに手をのばし、それに蒼が続いた。もくもくとするめを噛みしめる章の表情は、やはり何となくぼんやりとしたままだった。 「なぁ、そういえば蒼の妹、顔そっくりだな?」 「碧?確かにそうかもね。あたしも最初に会ったときはすっごく驚いたもん。」 私は葬列の中で遺影を抱えていた女の子の姿を思い出した。目を赤くしていたものの、しっかりとした足取りで歩いていた。目鼻立ちも色の白さも蒼に瓜二つだった。 「名前、ミドリちゃんって言うんだね。」 「うん。M女子の1年生。国際英文科に通ってるんだって。」 蒼はさらっとそう言ったけれど、私は一瞬あっと息を呑んだ。それは昔、蒼自身が密かに憧れていたあの女子校だった。 蒼は全く顔色を変えずにいたが、私はだんだんいたたまれない気分になっていくようだった。さらっと言ってしまえる蒼の心の中が、だんだんわからなくなっていきそうだった。 ※この話はフィクションです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|