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新潟にお住まいの皆さんご無事ですか!?!?
私は第一報を学校帰りのバスの中で聞きました!! 運転手さんがなぜかラジオをつけて運転してたので聞くことができたんです♪♪ ウチも長岡市に親戚さんのお宅があるんですが、そこは無事だったようです☆☆ でも震度6強が立て続けに3回もあるなんてただ事じゃないですよね!?!? 皆さんこれから夜になってしまいますがくれぐれも安全なところでお休みください(>_<) 私は4年前に起こった鳥取西部地震の時、その夜は怖くて一人じゃ眠れませんでした(>□<;) 地震・雷・火事・オヤジとはよく言ったものです・・・ 昔の方、ブラボ―ですぞ!!(*□*)v ではでは74話読んじゃってください♪♪ ========== 6時50分 私はバスに乗るために家を出た。少し大股なくらいにしてバス停までの道のりを歩いた。他にはまだ誰一人歩いていない静まり返った田舎の道は、徐々に気温が高くなりつつあった。私はただもくもくと埃っぽい道を歩いて、ざくざくという自分の足音だけを聞いていた。 バス停に着くとすぐにバスがやってきた。 乗り込むといつもと同じに涼しくて、その空気が少しだけゆったりとした気分にしてくれた。さばさばとした運転手の挨拶も、すっきりしていて気持ちが良かった。やっともとの現実世界に戻ってきた、作り話の中の主人公のような気分だった。 ターミナルに到着し、バスを乗り換えた。少しあたりをきょろきょろと窺ってみたが、風見さんの姿は見当たらなかった。少しだけがっかりした気分になりながら、どうして自分がそんな気持ちになってしまうのかが解らなかった。 バスが発車して、いつも蒼が乗ってくるバス停に差しかかったけれど、案の定蒼の姿はそこになかった。めずらしく人の少ない車内が、蒼のいないのを余計に際立たせて私を寂しくさせた。 学校に着き教室に入ると、既にクラスメイトたちはみんな揃って浮かれた顔をしていた。明日から待望の夏休みに突入するのだから無理もない。私の友人もみんなそうで、「おはよう!」と元気よく声をかけてくれた。しかし私はどうしてもその浮かれた雰囲気の中に入っていけず、友人たちの間を潜り抜けて窓際の自分の席へと向かった。何も知らないのが当然なのに、クラスメイト全員のその嬉しそうな笑顔が少しだけ憎らしく思えた。 そうやって教室の中を見回していると寝ぼけた顔をした博が入り口から入ってきた。わざとなのか寝癖なのかわからないような髪形をして、あくびをしながらどかっと自分の席についた。席が近いわけではないので、私はすぐに博から目をそらして自分の椅子に座った。 これ以上博のことを見ていて目が合ってしまってはかなわない。その状況を回避する術を、私は知らない。 昨夜の博の表情を思い出しそうになって、私は急に頬が熱くなるような気がして窓の外に顔を向けた。何とか思い出さないですむようにと、ただただぎゅっと目を瞑って自分を底の方に押し込んでいた。 ※この話はフィクションです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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