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昨夜は睡魔に連れ去られて更新できなかったペンタルです。。。
今日模試でした!!6教科やってきました(>□<) 実は月曜日にまだ英語をやらなくてはいけないんですが、 それでも後1教科だけなんで結構気が楽です♪♪ マークシートだし!! マークシートの何がいいかって、それはやっぱり当てずっぽうが効くところでしょう!! 私は何度コノ『当てずっぽう大作戦』に助けられたことか・・・ 最盛期(コノ前のマークかな?)には何と数1Aで65点という史上初の得点をとりました!! しかも校内16位ですよ!?!? この数学できないバカ娘がですよ!?!? ・・・国語が悪かったからあんまりよろこべなかったんですけどね(-_-; まあそんなこんなで、マーク模試って結構波乱万丈です(?) ではでは79話読んじゃってください♪♪ ========= またぱたぱたとスリッパの音がして、蒼が丸い木製の盆を持って戻ってきた。 「お待たせ」 蒼はにっこり笑ってそう言うと、私の向い側に座ってからテーブルの上にアイスティーの入ったグラスを置いた。私はまだ膝の上のロコを撫でていたが、心持少し、体をテーブルに近づけた。 「ありがと」 アイスティーを自分のほうに引き寄せて、蒼が渡してくれたガムシロップをその中に注いだ。ストローでかき混ぜると、ガムシロップが徐々にアイスティーと交じり合っていくのが微かに見てとれた。一口飲むと、冷たいアイスティーが体の中心を下っていくのがよくわかった。 私がアイスティーを飲んでいて頭を撫でるのをやめたせいか、それとも主人の蒼が部屋に戻ってきたせいか、ロコはゆっくりと短い足を伸ばして私の膝の上から降りた。そしていつものようにテーブルの下の特等席にもぐりこんで静かにじっとしていた。 「今日休んで正解だったよ。もうお昼前までずっと寝てたんだもん」 「疲れたんだよ。それは仕方ないって。」 「うん。お義母さんもそう言ってくれてた。だから甘えて寝てたんだけどね、ロコが顔の周りでくんくん言って起こすんだよ」 「最近かまって貰えなかったからじゃん?蒼はずっと家にいなかったし」 私はテーブルの下を覗き込んで「ねぇ?」とロコを見た。ロコは床に伏せて、かわいいしっぽを微かに振っていた。 蒼キッチンから持ってきた白い皿にショートケーキを乗せ始めた。そして銀色に光るフォークを添えて、私の前に置いた。 「明日から夏期補習だけどどうするの?出る?」 「うーん。どうしようかなぁ。今日はほとんど寝てたからまだいろいろ考えてもないし、頭の中グチャグチャなんだよね・・・」 「そっか。まぁそんなにすぐに結論なんか出ないよね。焦らなくていいって。休んじゃえ休んじゃえ!それで落ちついてからおいでよ」 「うん・・・じゃあそうしようかな」 蒼はやわらかく笑って、ケーキの白いクリームにフォークをゆっくりと入れた。そのフォークの使い方がいつもよりも何だか綺麗な気がして、私は一瞬蒼の手元に見入ってしまっていた。 「紅、ケーキ食べなよ。紅が買ってきてくれたんだからさ」 「うん。」 私は自分のケーキに視線を落として、蒼のようにゆっくりフォークを入れてみた。けれど、なかなか蒼のように綺麗な使い方にはならなかった。 ケーキを頬張ってアイスティーを一緒に含むと、ケーキの甘さと紅茶の香りが口の中で上手くブレンドしてとても上品に溶けていった。 もう一度テーブルの下を覗いてみると、ロコは優しく目を閉じて静かに眠っていた。 ※この話はフィクションです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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