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11月になりました~♪♪パフパフ―!!(←効果音)
いやぁ、私の『17歳』もあと1ヶ月程になったわけなんですが・・・。 まだ18歳にはなりたくないような、なりたいような。。。 17歳って響き、結構好きなんですよ(>_<) 何か中途半端な感じがそそるっていうか。。。(?) 乱れても大丈夫♪みたいな感じって言うか。。。(??) とにかく17歳をまだもう少しエンジョイしたいわけなんですよ★★ だって17歳って一生に1年しかないわけですし、 結構人生の転換期なわけですし。。。 そんな年だからこんな話を書こうと思ったわけですし、 セルビアモンテネグロですし(←???) ぁあ、何か壊れてきてしまいました(-□-; ではとにかく80話読んじゃってください♪♪ ========== 「わざわざケーキなんか持ってきてくれてアリガト。おいしかった。ありがとね」 「ううん。とりあえず蒼が元気そうだから安心した。無理するんじゃないよー」 「わかってるって。心配しなくても大丈夫」 「本当に?いつもそう言って誤魔化してるけど裏で無理してるじゃん。そうなるとあたし置いてきぼりなんだからね、ねぇロコ?」 ロコ顔の位置に私の顔をやってツヤの良い毛を撫でながら、蒼を見上げるような形で言った。ロコはこの状況を知ってか知らずか、自分を抱きかかえている主人の腕と自分の頭を撫でている私の腕の匂いとを交互にくんくんと嗅いでいた。 「じゃ、お邪魔しました」 「うん。気をつけてね」 私は玄関のドアノブに手をかけながら、振り向いてひらひらと蒼に手を振った。ロコを抱えていて手を振ることのできない蒼は、代わりに満面の笑みで私を見送ってくれた。 午後4時。空全体を黒っぽいぶ厚い雲が覆い尽くしていて、蒼の家にやってくるまで顔を見せていた太陽の姿はどこにもなかった。今にも雨が降り出しそうな、あの嫌な雰囲気が私の鼻の先をかすめていった。 坂道を下ってバス停まで行くと、ちょうどバスが行ってしまった後だった。次のバスがやってくるまで後30分以上ある。ターミナルまでは歩けば15分くらいで着くだろう。ここで待っていたとしても、すぐに雨が降り出してきそうな雰囲気だ。 「歩いていくか。」 私はターミナルに着くまで雨が降り出さないことを祈りながら、歩道の端を歩き出した。遠くの方の空でゴロゴロと雷の音がしている。その音がだんだん近付くにつれて、雲のすき間からの光の量もさらに少なくなっていった。 あと5分も歩けばターミナルに着くという所で、ついにどしゃ降りの雨が振り出した。とんでもなく粒が大きくて、まるで滝の下に立ったかのような雨だった。慌てて近くの喫茶店の軒下に駆け込んだが、体中がびしょ濡れだった。カメラを持っていなかったことが救いだった。 少し経っても、一向に雨は弱まりそうもなかった。どんどん激しくなって、このまま止まないのではないかと思ってしまうくらいだった。 カバンの中からタオルを取り出して、とりあえず髪と体を拭いた。カッターシャツにしみ込んだ水をゆっくりタオルが吸っていく。 腕を拭こうとして水に濡れている傷痕が目に入ったとき、風見さんの腕の傷跡を思い出した。動じない振りをして傷痕の上をタオルで強くこすってみたけれど、傷痕が消えたりするはずはなかった。 ※この話はフィクションです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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