避難して来た人も、避難所を運営する側も
初めてのことで、何をどうやってよいのやら…
だったことだろう。
バタバタと人数が増え、それなりに体育館の床は
いっぱいになった。
小さなお子さま連れは、ステージの上に陣取っておられた。
これはイイ！！
何しろ、トイレに歩く人あり！
外へ出る人あり…で、床に寝ていると埃も舞う。
衛生面、安全面を考えて、とても良い配慮だった。
早々にこれを手配された方、素晴らしい！！
最近は、避難所運営マニュアルなども整っているようなので
こうした配慮も記載されているのかもしれませんね！
今でこそ、段ボールベッドなどが設置され
個々に薄いマットも用意されていますが…
災害時 簡単組立 段ボールベッド 防災アプリQRコード付き
初日は、薄いクッション付きアルミシートがあるだけでも
ありがたい限りだったが、
もし、脚に少し不自由がある義父が避難所に来ていたら
無理があっただろう…。
我が家は、長期に渡った避難の必要がなくて
よかったのですが・・・
未だあちらもこちらも数十人程度の方が、
体育館で避難生活をされていて
本当に大変なことと思います・・・。
避難所に居る小中学生たちは、ほぼ現役！！
だから、学校の体育館は、ホームグラウンドのようなもので
お友達同士、一緒に横になって
何だか愉しそうでもあった。
子どもたちは、そのくらい元気が良い♪
幸い、体育館の電気は生きている。
ただ、テレビがないので、情報はスマホが頼り！
SNSで地元情報を求めたが‥
案外、現在必要としている情報は、入手が難しかった。
タイムラインに流れてくるお食事の画像など、
邪魔で仕方なかった。
もっとも、渦中に居る方ほど
発信も難しかったに違いないのですが…
情報が不足していることを投稿すると
「お友達」がコメントをくださるけれど
一般的な避難マニュアル・支援策のような情報と
気を付けて・・・の温かいお心配り。
ありがたいことだけど…ここで悟った！！
どんな情報が必要かを、
より具体的に求める必要があることを！
――――――――――――――-
この夜、報道がどのように伝えたか
私は知らない。
もちろん、マスコミに情報が届き
それを報道に乗せるには、まだまだ時間がかかるだろう。
それをどこまでキャッチして報道されていたのだろう？
この時、避難所で必要としていた情報は…
**************
周辺地域の被災状況
どこで何が起こっているのか…
**************
もちろん、マスコミはもちろん自治体だって
こうした情報はまだ把握できていないはず！！
となると、周辺域の方たちが発する情報が
一番信頼できて、状況判断に役立つ。
幸いSNSというツールを私たちは持っているので
これをうまく活用できると良いのだが…
残念ながら、私のSNSの「お友達」の多くは
周辺域の方たちではなかった…。
状況判断材料として
広島県や市の防災ポータルサイト
・雨の状況 → レーダーなどで入手可能
・川の状況 → 一級河川は、水位情報がネットで取得可能
地元の二級河川や小川は、情報がない
・土砂崩れの状況 → どこが崩れているか
実際に見に行かないと分からない…
今回、自宅近くに流れて来た泥水・土砂がどこから来たか
2日経って歩いて様子を見て回って、初めて分かった。
土砂崩れに関しては、危険度や土砂災害危険区域は公開されるけれど
実際に、今、どこが崩れているか…は分からない。
土砂災害危険度情報については…
広島県土砂災害危険情報サイト
電源の残量も気になるし…
とにもかくにも、周囲の状況を静観しつつ
ご一緒した方たちと情報交換をして
持ってきたもので食べて飲んで、
強くなったり弱くなったりする雨音を聞きながら
静かに夜を過ごしたのでした。
この頃、避難できなかった夫の実家では
食べ物も持たずに出かけた夫は
結局何も食べず、実家の畳に寝ながら
浸水してくる泥水の音を聞いていたらしいのでした。 ＾＾；
