避難所で一夜明かすなんて、初体験だが
馴染みのある体育館の床に、
クッション付きアルミ保温シートを敷いて
初対面の若い女性おふたりともご一緒して
その夜を過ごした。
大勢で雑魚寝しながら、寝息やいびきや、
遠くで雨音を聞きながら、
もしかして私もうるさいかも…と気になりながらも
どうやらしっかり寝ていたよう…。
雨は、激しく降ってはいたけれど
体育館の構造はわが家よりしっかりしているし、
天井は高くて遠いので、雨音は遠くに聞こえた。
学校の体育館も、山の斜面からそう遠くはない…。
団地内のバス通りと住宅を挟んで
山が迫っている。
いざという時は即、山とは反対側へ…と
我が子と示し合わせていた。
靴も、ポリ袋に入れて、マットそばに置いて寝た。
そんな夜が明けて…7月7日（土）。
車での仕事帰りに、避難して来られた女性は
今日は仕事なので…と、早々に避難所を出て行かれた。
渋滞は予想できた。
朝6時には出られたが、後で団地内も大渋滞になるので
それは正解だった。
もうおひと方は、パートナーさんが
バイクで迎えに来るという。
どうやら、熊野へ抜ける有料道路のトンネル内は
車が大渋滞、両方面とも殆ど動かなくなっているものの
バイクならなんとか通れそうだとか‥。
ただ、パートナーの後輩さんが
団地内の側道で車が動かなくなって
車内で一夜を明かしたものの、どうやら風邪をひいたらしいとか。
車を置いて、徒歩で避難所へ向かって来るため
もしあれば、風邪薬を分けてもらえないか…と。
そうだ！！
常備薬などを持ちだすのを忘れていた…。
やはり、慌てて準備すると、忘れるものですね… ＾＾；
ちゃんと準備しておかなきゃ！！
丁度、食べ物など、補充できたら…
と思っていたので、我が子の運転で一旦自宅へ！
助手席から見る景色は、従来の団地のものとは
かけ離れていた。
20年前に開発された新興住宅地内の幹線道路には
泥水が流れ、土砂や木切れ、丸太や木の根元が転がっている。
バス通り脇には、木の株が…
根こそぎ流れて来たようだ…
バス通りも、これらを避けながら・・・
まっすぐには進めない状態だった。
自宅でボトルウォーターと食糧を補充、
車に積んで、常備薬も持ち出す。
いつも使っている、漢方の風邪薬
…は、あまり市販されている薬局はないけれど
このメーカーの、キキョウが配合された風邪薬。
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他に、熱中症対策や胃薬の漢方薬など…
これらを持って来て、少し前に到着した後輩さんに！！
若い方なので、漢方を飲み慣れていない、
そもそも、顆粒のお薬を飲み慣れていないらしく…
苦かったらしい…
ごめんなさい… ＾＾；
そうこうしているうちにパートナーさん到着！！
熊野のご自宅は大丈夫だけれど、
やはり、熊野道路はほとんど車が動かず
道路脇も、砂が流れて溜まっていて
その砂の上の車輪の跡をゆっくり走って
ようやくたどり着いたとか…。
まずは、体調を崩した後輩さんを連れて帰り、
しばらく経ってまた引き返して来られ、
ご夫婦で帰って行かれました！！
良かった！！
降っていた雨も上がり、ひと家族、またひと家族と
体育館から引き揚げて行かれた。
さて、我が家は…！？
実家は…！？
