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テーマ:ペットの死(565)
カテゴリ:★ぴっころ(マル&プードルMIX)★
25日は仕事だった。
泣きはらした顔をできるだけ あげないように仕事をした。 下を向けば涙がしたたる。 集中できずに一日が終った。 側から離す事ができず 火葬にもだせずにいた 考える事は このまま 側に置いておきたい 動かなくても 話さなくてもいい 存在を消したくない ただ それだけ。。。 まわりに それじゃいけないと 言われても その時の私は 聞き入れたくない とにかく 失いたくないのだ ぴっころを。。。 動かない体をゆすり、 さすり、抱きかかえ 一晩を過ごした。 朝 一番に 火葬の予約を入れた でも 行きたくなくて このままキャンセルしようかとか このまま 保冷剤をまわりに置き ずっと側に置いておこうとか 色々考えていると 同僚のAちゃんが ぴっころのお別れをしに来てくれた それがなかったら 本当に私は 火葬に出す事ができなかっただろう。。。 二人で 大好きな黄色い花いっぱいにしてあげた そして ワンコ家族とのお別れ やっぱり 感じるものがあるのかな れでぃは 近寄る事すらしなかった。。。 ペット葬儀社につき 決心のつかないまま ぴっころとのお別れ 箱の中を何度も覗き込み もしかして 生き返っているのでは と 無理な希望を持つ ぴっころは 安らかな顔で その中にいた みんなの事 忘れないでね 先に虹の橋で待っててね みんな後から行くから ちゃんと探してね みんなの写真入れておくから 誰一人見逃したら駄目だよ それが 先に行くぴっころの役目だからね みんなも目印つけて送り出すから。。。 それは お揃いの服 この服を見つけたら 必ず呼び止めるんだよ そして また みんなで 会おうね 思ったことを 走り書き 写真の裏に 最初で最後のぴっころへの手紙を書いた 12時 私の手で 点火ボタンを押した さよなら ぴっころ。。。 それから 煙突を眺めた ここから 今 ぴっころは 虹の橋に向かっていくんだ。。。 あいにくの雲の多いお天気で 煙が見えることはなかった ぴっころが 上へ向かっていく道は見えなかった 点火ボタンを自分で押したのは 自分の心にけじめをつけるため その 押した事さえも 責めはじめた私 外のイスに 景色を見ながら Aちゃんと座っていた 「煙が見えないから ぴっころが 上がっていくのが見えないね」 現実を受け止めるのに必死だった 建物の周辺は とても静かで 鳥のさえずりが 遠くからかすかに聞こえた 私達以外誰もいない 広い庭をただぼーっと眺めていた 「もう一度会いたいな」そんなことを 話していると どこからともなく 一羽の黄色いちいさな蝶が 私達の前をふわふわと 飛んでいる こんな時期に? え? まさか?? と 思い 追いかける その蝶は 私達の前をふわふわと 飛び回り その後 建物の屋根のほうへと 消えていった 私と Aちゃんは ぴっころに違いないと思った その後 私は 取り付かれたように その蝶を探した しかし いくら探しても 現れない Aちゃんには 広い庭をずっと見ておく様にいって 建物の裏にもまわる でも 黄色い蝶はいなかった。 私は 心の中で 必死に願った もし あの蝶がぴっころならば もう一度 もう一度だけでいいから 姿を見せて お願いだから。。。 すると 何処からともなく 現れたのだ 黄色いちいさな蝶が・・・ 私の前を ふわふわと とび ゆっくりと上へと舞い上がっていった ぴっころに間違いない 最後に姿を現してくれたのだ ほら 元気に走り回ってるよ だから心配しないで そう 言ってくれた様な気がした その後 私達の変な行動を 係りの人が気になったのか 何をしているのか 尋ねてきた 今起こった事を話すと 「よく 蝶はとんでるんですよ~」と言われた 普段は そうなのかもしれない でも 私達が拾骨までの2時間 ずっと庭を見ていたが 蝶は あの2回以来現れなかった。 あの時の蝶は いつもの蝶とは違うと 私達は 思いたかった。 そして 火葬が終った時 あんなに雲で覆われていた 空が ぴっころの道を示すかのように 青い空が 顔をだした。 ぴっころは 無事 虹の橋に着いたんだな 安心した私がいた。 持ち帰った ぴっころの骨壷は もちろん みんなと一緒 いつでも みんなを 見ています。 まだまだ 弱虫な私だけど まだまだ あなたを思い出しては涙する 私だけど いつまでも 私の 家族だから いつも 側にいてくれるよね ぴっころ 大好きだよ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010/02/13 04:32:55 AM
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