初代 わんこ
うちは ちっさい頃から 動物がいた。ウサギだったり モルモット インコに十姉妹 鯉に金魚 でも わんこや にゃんこは いなかった。幼稚園の頃 おばあちゃんちに 黒猫がいたんだけど 発情時に 隠れている机の前を通っただけなのにギャ~っていいながら 私の足に爪をたて そして 膝小僧を思いっきり噛んで逃げていった。それから 猫が苦手になった。となりのいとこの家には いつも 犬がいた。うらやましく 思ってたでも なぜか わが家は犬は飼おうとしなかった。小学校4年生の頃いつも一緒に学校へ通ってた Kちゃんが おじさんのところで ワンコの赤ちゃんが生まれたお母さんは ダックスフンドなんだって~(あの頃は スタンダードのダックス)ほしい人がいたらあげるっていってるけど・・・うちも 1匹男の子をもらうんだ~私は 家にこそはいないが 大の犬好き学校帰りは 遠回りしてワンコのいる家の前を通って帰ったりお弁当の日は残して 学校裏の空き地を住処としている ワンコに与えたりワンコをほしい気持を毎日もっていた。そんな中での Kちゃんからの話私は 両親に 頼み込んだ。ダックスだったら そんなに大きくならないか~と 両親は 渋々承諾ちゃんと 私が世話をするという約束で・・・週末 ワンコを Kちゃんが 持って来てくれた。。。ダックスダックス 前日まで ワンコの本を見て 頭の中で 明日来る ワンコを描きまくってたしかし。。。わが家に届いた ワンコの赤ちゃん。。。白、黒、茶の三色の毛色確かに胴は若干長く 足は短い長いはずの耳は 三角の可愛いお耳・・・前日一生懸命 私の頭の中に叩き込んだ ダックスのイメージ 吹っ飛びました。父が帰ってきて なんじゃ こりゃ@@ 騙されたな^^;そんな ワンコ ♀で 名前を くっくと名づけました。くっくは わが家のお庭で スクスクと育っていきました。とても賢い子で 母はお気に入りでした。そんな くっくでしたが 隣のおばちゃんが 子供を授かったまわりの人達がかなり神経質になっておりそんなに無駄吠えをするわけでもないくっく家で飼えない状態に追い込まれてしまった。家族で相談した。処分するのは嫌だ。。。泣きながら話し合った父の知り合いの 自動車解体のヤードを持ってる方が番犬に ワンコがほしいとの話がきた。ちゃんと 飼ってくれると・・・くっくは 私の元から 去っていった。私との2年半あまりの生活が終った。。。兄弟のように じゃれ合った クック毎日 考えた。元気かなぁ? ご飯たべてるかなぁ~ ちゃんと遊んでもらってるかなぁ~数ヶ月して 父が みんなでドライブに行こうといった。どこに行くのかは わからない。 ただ ついていった。土手に 車を止めた。車から降りると 声が聞こえた・・・くっくの声甘えた声 必死になって叫んでる。私たちが来たのが わかったのだ。車を止めた場所をくっくは見えない。音だけで 私達家族だということがわかったのだ私は土手を駆け上った。 入り口までまわる時間がおしかった。上りきった先にはフェンスがあり その側に くっくが・・・覚えてくれてたんだ~ 涙があふれてとまらなかった。そこには ちゃんと くっくの小屋もあり ちゃんと お水入れもご飯入れも置かれてて私の心配はいっぺんい吹っ飛んだ。可愛がられてるんだね よかったね うちで ちっちゃくなって過ごすよりここのほうが いいのかもね・・・くっく 頑張って仕事して いっぱいかわいがってもらうんだよ~その数分間の間で 私の目は開かないくらいに 泣きはらし帰ったのを覚えている。土手を降り 車の側に立っていた 母を見ると私と 同じ目をしてた。くっくに会いにいったのは その1度限りでも 父は 仕事帰りにこっそり様子を見に行っていたらしいこの件があってからは わが家では 動物を飼う事がなくなっていった。私も もう 飼う事なんて ないんだろうなぁ~と 幼いなりにも 感じ取っていた 唯一残ってる写真 くっくをもらって数週間もしかしたら 今は小さいから ダックスではないのかな?などとこれから 容姿はかわっていくのでは と まだ純粋な頃の私は思ってた。しかし そのまま育っていく くっく兄の一言 だから おまえは 騙されたんだってば!!!Kちゃんに 問いかけた。騙したの? くっくは ダックスには見えないんだけど・・・Kちゃんは 一言放課後 家に来て!行きました。そこにいたのは。。。くっくとは 正反対の 足の長いすら~っとした まっしろな 大きなワンコがしっぽを振って 迎えてくれたのを 覚えてる。。。くっくで 良かった と 思った一瞬でした。