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闘魂日記-苦悩の日々-

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清春1919

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2012/08/13
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カテゴリ:カテゴリ未分類
今年も夏の甲子園が始まりました。
北海道代表は北が旭川工業、南は札幌第一です。
組み合わせ抽選の結果、両校共に同じブロックとなり、勝ち進んだ場合は3回戦で対戦します。
旭川工業は、平安、東海大甲府と強豪と同じ山に入ったため、勝ち進むのは難しい状況ではありましたが、札幌第一は初戦が佐世保実業、勝てば2回戦で宇部コウジョウと富山工業の勝者との対戦となり、比較的楽な組み合わせとなりました。
札幌第一は過去2回甲子園に出場しており、初出場の時は初戦で智弁和歌山に延長の末敗退。2度目は初戦の鳥取城北に初勝利を挙げ、続く2回戦でまたもや智弁和歌山に逆転負け。3度目となる今年は2勝できると信じてましたが、残念ながら佐世保実業に負けてしまいました。

札幌第一000110100|3
佐世保実00200120×|5

今回の負けた試合を観て、昔、駒大苫小牧が倉敷工業に再試合で負けた試合を思い出しました。あの時は、8-0とリードをしながら雨天ノーゲームとなり、翌日の再試合では、誰もが勝てると思っていた中で負けてしまった試合です。その試合は、駒大苫小牧がヒットでランナーを再三溜めるもあと一本が出ず、先発がノックアウトされて、2番手で登板した鈴木が快投をみせるも追い上げならずといった展開でした。
札幌第一の今回の敗戦も、まさにそんな苦虫を噛むような微妙な負け方でしたね。

負けたポイントとしては、以下の2点ですかね。
・エース知久が四球連発の大誤算
・菊池監督の微妙な采配

全道大会では、札幌大谷、北照、北海、日大と難敵を撃破しての優勝でしたが、最大の功労者は4連投したエース知久の活躍に尽きると思います。決勝では最後に2年生の横川にマウンドを譲りましたが、初戦から準決勝まですべて完投して、1失点と満点に近い投球だったと思います。
菊池監督も北海道大会で頑張ったエース知久になんとか抑えて欲しいと願ったのでしょうが、はっきり言って交代のタイミングが遅すぎでしたね。追いついた7回の裏に四球連発で押し出しを与えてからの交代では、すでに勝負がありました。2番手の横川の出来が良いだけに、なんとも残念な継投のタイミングでしたね。知久のスライダーに賭けていたと菊池監督がコメントしてましたが、全道大会では低めのスライダーで空振り三振を量産してましたが、佐世保実業は低めのスライダーに対してバットを絶対に振らないと徹底してました。というよりは、知久がボールを連発するので、待球作戦に切り替えたようですが。
攻撃面では、せっかくのチャンスでワンパターンの送りバントに固執して、逆に流れを悪くしているように思えました。
まず、初回の攻撃ですが、先頭の斎藤進次郎がいきなり2塁打で出塁します。ここで2番の高石主将にお決まりの送りバンドを命じましたが、高石は12塁間に強いゴロを打つのが非常にうまく、空振り三振の確率もかなり低い好打者です。1年生の時から3番を打つ強打者をあえて2番に置いたのは、このようなケースで左に引っ張るバッティングをしてチャンス拡大を狙えるからかと思ってました。残念ながら、菊池監督はノーアウトでランナーが出たら必ず送りバントをすると決めていたようですね。1点をみみっちく狙うせこい野球が好きなようです。
他にも、同点に追いついた5回に、4番村田にスリーバントを命じて失敗。6回はツーストライクから3バントスクイズを狙ってこれまた失敗。
結果論ではありますが、投手継投を早めにして、普通に攻めていたら十分勝てる試合でしたね。
そんなわけで、過去に名将と言われた香田監督も初期の甲子園では苦い采配をして、その失敗を活かして翌年に全国制覇の快挙を成し遂げたわけですし、その香田監督を崇拝する菊池監督も、来年は納得のいく采配で全国悲願の2勝を達成して欲しいですね。





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Last updated  2012/08/14 09:50:31 PM
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