|
テーマ:お勧めの本(7362)
カテゴリ:多読日記
Why Pick on Me? Marvinシリーズ2の「Why Pick on Me?」を読みました。 再読とはいえ、3年経つとほとんど忘れてますので、ワクワク 読み進めることが出来ました。 今回は、「いじめ」のストーリーです。対象になってしまったのは マービン本人です。 ささいな事:クラス一番の大柄力持ち&性格悪いクラレンスの 暴言に反論したことがきっかけで、少しずつ、でも確実にクラス中に ”うとまれる”存在になっていくマービン。。。。 そのささいな事や、なぜクラレンスに刃向かうことになったのか、 でなんで日を追うごとに悪化していったかの様子が、もう 「あるあるあるっっっ!」という位自然な描写です。親友だった はずのニックやスティーブまでもマービンの味方になってくれない 理由も変な言い方なんですが「納得できる」のです。 標的になってしまった本人には納得できない腹立たしい事としか 言えないのですが、こういう理不尽な事って、あるんだよな~~~ で、本当に悲惨な状態:クラス全員どころか、担任の先生にまで 「誤解」されて、成績表にまで影響してきてしまう:というところまで 行ってしまい 一体どうなってしまうの?! マービンと同い年のムスコのいる私は、次の展開がハラハラドキドキ なんですが・・・ マービンの両親が、いい味出してるんですよね~。自然体で、動じなくて。 マービンの兄弟(11歳のジェイコブと4歳のリンジー)の対応もなかなか 良いんです。 この「良い」というのを表現するのは難しいんですが、親が理想とする ような言動や言葉ではなくって、(性格が良い・悪いは全く関係なく 対応が妙に心地よいって感じでしょうか・・) 家族がくれたヒントによって、いじめはあっさりと解決してしまうんです。 この本の著者のLouis Sacharは、「Holes」という児童書でアメリカ児童書における 「ニューベリー賞」を受賞しています。 この人の作品は、アメリカでいう「正義」とか、日本でいう「道徳」というもの は一切感じさせないのに、行間でじ~んと感動させてくれる、「あっぱれ!」 と思わせる味があります。 Magic tree houseを読める力がある大人や子供であれば、もっと簡単に 読めてしまうレベルです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.16 22:40:18
コメント(0) | コメントを書く
[多読日記] カテゴリの最新記事
|