古材の裏から文字が出てきた
近所のお寺の本堂の下で70年以上保管されていました。昭和初期の改築で不要となり外された柱です。もともと別の建物で使用されていた柱を、江戸時代にこのお寺でリサイクル使用され、昭和初めまで本堂の柱として使われていました。では、この柱が加工されたのいつ頃なのでしょう?想像が膨らみます。昔、お城が廃城になると、取り壊されて出た柱は別のお城にリサイクルされたと聞いた事ありますが、お寺でも同じ事が行われていたと知り驚きました。材は年輪が非常に詰まった桧です、台湾桧ではないかと思いましたが、はたしてこの時代に台湾から日本に材木が輸入されていたかは疑問です。もう一つ驚いた事は、表面の一部は漆塗りの和紙で覆わており、これをめくると裏から文字が現れました。何が書かれているのか? 内容を確認したいのですが、達筆のため読み取りでません。今まで沢山のお寺古材をお預かりしましたが、このような柱は初めてです。住職さんに腕数珠を作ったら5,000~10,000連出来ますとお伝えしたら、”ちょっと待て”と言われました。どうすればいいの?!