カテゴリ:動物たち
飼い主の長期出張のため、以前一緒に住んでいた猫を預かることになってから いろいろあってうちに住むことになった猫達。 毎日ぽーと楽しく過ごしています。 もともと3匹は一緒に住んでいたので、ぽーはまたきょうだい一緒になれて嬉しいみたい♪ そんな中、預かってすぐに最年長のペルシャのみーちゃんの異変に気づきました。 左あごのしたにシコリがあったので、おかしいと思い病院へ。 病理組織検査にまわさないとなんとも言えないが、骨肉腫の可能性もありと言われ、 検査を受けたのが9月。 そして2週間後の結果を聞きに行くと 「扁平上皮癌」と診断。 全身のレントゲンは撮っていないのでわかりませんが、少なくとも肺にはすでに転移しており、 心臓くらいの大きさの腫瘍が出来ていました。 幸い肺機能には今のところ問題がなく過ごしていますが、この2ヶ月間であっという間に左あごの 腫瘍が大きくなり下あご全体に広がりました。 口の中は、歯茎が腫れ上がり、歯が次々と抜け落ち、抜けた歯の穴を埋める再生力もなく 見るに耐えない状態です。 人間であれば、あごの摘出手術などをやるのですが、動物にはそこまでして延命させることはまずありません。 食べる=生きると同じことで、食事がとれなくなり管を直接胃に通して流動食を与えるなどは 様々な弊害が出てくるので、あご関節まで転移して食べ物を噛むことが出来なくなった時=終わり ということになります。 今までは進行を遅らせるというよりも、少しでも生きている間に快適に過ごせるための治療として 抗生物質とステロイドを3週間に1度打つ手段と、口腔内を焼くことでがん細胞の繁殖を抑える処置を してきましたが、ここの所注射が10日もちません。 薬が切れると、腫れあがった歯茎から血が吹きだし、途端に食欲も落ち、血液が胃を刺激して 血便のような下痢が続き、うずくまります。数時間で様態が変化してしまいます。 もう寿命は2・3ヶ月と言ったところです。 それでも、免疫力がさがっても楽に過ごさせてあげたいので、やむなく10日間隔でステロイドを投与する ことになりました。 徐々にあご関節の動きも悪くなり、体重も減ってきていますが、もともと気性の激しいみーちゃんは まだまだ生命力を感じます。 最近は少しでも私のそばに居たいのか、常に私が見える範囲にいようとします。 アメリカから連れて来て早15年。2年半一緒に暮らせなかった間にこんなことになってしまって、 とても残念で仕方ありませんが、最後は幸せな気持ちで眠りについてほしいと思っています。 今は出来るだけ一緒に居る時間を大切にし、食べたい物を好きなだけ食べさせてあげています。 最後の最後まで、枯葉がゆっくりと木から離れていくように、ゆっくりゆっくりと枯れて眠ってほしい と、母は祈る毎日です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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