カテゴリ:テナービオラ
魂柱を立てて、ナットを加工しました。ナットは普通黒檀で作りますが、今回は象牙を使ったので思いのほか時間が必要でした。 そしてこの楽器を作り始める時から迷っていたことがありました。この楽器はバイオリンのように肩に乗せて弾くのが本来の姿勢だと思いますが、そうするのには大きくて重いので弾きにくいという理由で現在しない原因のひとつです。 そこで現代のチェロのようにエンドピンをつけて足の間に挟んで弾くというほうがより良いのではと思いエンドピンをつけることにしました。 事実20年以上前のストラッド(バイオリン作りの専門雑誌)にそのようなことが乗っていたのを思い出しました。しかしチェロのようなエンドピンをつけるにはbンドピンを留めるコーンの直径が大きくて横板の底に開ける穴が大きくなって下のブロックが弱くなってしまい、割れてしまうかもしれません。 それで考えた末、金属のエンドピンではなく木でオリジナルのエンドピンを作りました。さらにとりはずしが簡単に出来、肩に乗せてもひけるようにしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 11, 2006 09:52:55 PM
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