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初めて来ていただいた方に
先週の日曜日、「語り劇」を見てきました 零式絡みです 零式の後援会「零組」のメンバー二人が 小説の書き下ろしと演出で参加していたのです。 会場のソナンタはちょっとシャレた広めのスペースで 満員の観客。 朗読会と言ってもいいのでしょうが とにかく、このような形式の舞台を見るのは初めて それに、書き下ろし小説を披露するのですから、珍しいかも。 今田(コンタ)裕美子さんが3つの小説やお話を読みました。 無医村に赴任した独身の若き女医のお話 桃太郎をおかしく書き直したもの この作品は、3人の女優が朗読していました 幼いころに両親をなくし、施設で育てられ 子供の時、ある夫婦に引き取られた若い女性の物語。 主役の今田さんは、良い声をしていて 声色の使い分けもうまく、なかなかのものでした 彼女のサイトはこちらです。 3つめの『小窓の風景』が素敵でした 要約するのは恐縮ですが キリスト教の寓話、羊飼いは、1匹の羊がいなくなれば 99匹の羊を後に残しても、その1匹を探しに行く に基づいたもの。 物心ついた時には両親がおらず、施設で育ったある少女は やさしい夫婦に引き取られて、成長していきます。 施設にいた頃から、自分はいつも99匹の羊の中にいて だれも自分を捜してくれない 言い換えれば、だれも心から自分を愛してくれない と思い込んでいた彼女が、養父母が亡くなった後 自分が幼い頃に育った家に行き そこで、自分が養父母にどれくらい愛されていたかを 初めて感じる物語なのです。 淡々と語られるストーリーの中に 主人公だけでなく、いろいろな人々の想いが重なり 日常の中に埋もれている幸福を思い出させてくれるお話でした。 会場は東武東上線の下赤塚にあります 奇しくもぼくが大学の4年間を過ごしたところ あれから30年以上たちます。 公演のあと、自分の下宿があったところまで歩いてみました けっこう遠かったです 15分くらいかかった 行きつけだったスナックの建物は残っていましたが 駅前からずっと、だいぶ様子が変わっていました ま、当たり前ですがね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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